スイーツ、お菓子、デザート

ワインに合うハーブ入りビスコッティ

2005年2月17日

手作りビスコッティー

昨日は、同居人の初グループ展(彼はイラストレーターなのです)のパーティーに行ってきた。ワインやビールが出るというので、私はクラッカーとチーズとオリーブを買って、チキンリバーパテとキャラメライズド・オニオンとビスコッティを作って差し入れした。写真のビスコッティは今日食べるためにこっそり取っておいたもの。


ギャラリーは地下にあって、中にはバーカウンターや池があってカッコ良かった。オーナー2人もアーチストなので、手作り。ニューヨークのダウンタウンには、内装工事を自分でやったというバーやレストランはよくある。アーチストじゃなくても大工ができる人は多い。

パーティーの間中、私は食べ物を並べたテーブルのそばのソファに座りっぱなし。だって、食べ物をすすめて、一応質問にも答えないとね。といいつつ、自分でもいっぱい食べてたんだけど。私と同じくフードテーブルとがっぷりよつに組んだ幼稚園の先生という女性、緑茶を毎日飲むというおじさん、抽象画家のおじさんと、食べ物の話でひたすら盛り上がった。

日本人は太った人がいないけど、やっぱり食べるもののせいかと聞かれたので、それもあるけど、食べる量がアメリカ人とは違うと言っておいた(笑)私はすっかりアメリカンのどっかーんっていうボリュームに慣れてしまったので、日本の実家に帰るとしばらく目が寂しい。初日は、よっちゃんおかえりごちそう大会なのでいいんだけど、翌日の晩ご飯時に、「え?こんだけ?」って毎回驚いてしまう。

ビスコッティの切ったところ
ビスコッティは、イタリアのかったーいクッキーで、「二度焼く」という意味。フランス語のビスケットも同じで、bis cuit = twice cooked。一度目は生地を丸めたのを棒状にのばして焼いて、それをスライスしてからもう一回焼くので、クッキーより手間がかかるのだが、その分、難しいものを作ったような達成感が味わえる。(右の写真は、二度焼きの前に切ったところ)

"The Best of Annabel Langbein, Great Food for Busy Lives" という本のレシピを見て作りはじめたのだが、「小麦粉500gに砂糖350g」という記述にそって砂糖150gくらいを小麦粉に加えたところで、これはついていけないと思って本を閉じた。砂糖、多すぎ!

大量に作るし、知らない人が食べるしで珍しく本の通りにきっちり量って作ろうと思ったのだが、結局いつものように適当ベーキングになってしまった。砂糖を減らした分はメープルシロップで補った。ピスタチオナッツの他には、アニス、ローズマリー、クローブの粉、オレンジピール、レモンピールを入れた。結果は上出来。ちょうどいい甘さだったし、焼き色も堅さもばっちり!よね?

砂糖よりも、メイプルシロップを入れて作ったお菓子の方が好き。例のチョコの話じゃないけど、あまっ!で終わらなくて、甘さが複雑に口の中で広がっていく。味に奥行きがあると思う。

ハーブやスパイスをきかせたビスコッティーは、ワインとも合ってパーティーでは大人気でした。あ、全部、人気だったんだけどね。晩ごはん時だったし(笑)


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