ニューヨークおでかけ

サブウェイ構内壁アート

2005年2月24日

地下鉄23丁目駅

ニューヨークの地下鉄の駅の壁はタイル。駅の名前がモザイクでできていたり、陶器のレリーフになっていたり、いろいろなので初めて降りる駅だとそういうのをチェックするのも楽しい。統一されてないのって、ニューヨークでは駅でさえ個性的であろうとしているみたいでおもしろいと思う。


地下鉄アート:帽子01
ニューヨーク、最近改修された駅では、何らかアートを見かける。たまに、「これは、もしかして、、、ヘタ・・・ウマ?」ってのもないことはないんだけど、公共にアート作品があることはいいことだ。

そんな中、これは私のお気に入り。RとWというマンハッタン内はブロードウェイ沿いを中心に走っているラインの、23丁目の駅。改修できれいになった白いタイルの上に、いろんなデザインのモザイクで描かれた帽子が配置されている。なんだか少しシュールな感じ。シュールレアリズムのマルグリットの絵に、正装した男性が立っていて、顔がなくて黒い帽子が雲と青空の中に浮かんでいるっていうのがあるけど、ちょっとそれみたいだからかな。

地下鉄アート:帽子03
前から気になっていたんだけど、カメラを持ち歩いてなかったり、持ってても急いでいて時間がなかったりでなかなか機会がなくて、昨日、やっと撮れた。駅構内全体に点々と帽子が浮かんでるのがユーモラスなんだけど、そこまで写真で表現できなくて残念。でも、かわいさは伝わってますでしょうか?右のなんて、ちょっとケーキみたい。

モザイク画のモチーフが帽子な理由は、この駅の界隈がファッション・ディストリクトと呼ばれる服飾小物の卸売店街だからなんだろう。同じ路線上のプリンス・ストリートの駅は、これまたスタイリッシュなシルエット画になってて、ソーホーのストリートの様子が映し出されているし。

地下鉄アート:プリンスストリート

それにしてもこのイラスト(これも一種のモザイク?はめこみ式です)、シンプルなようでいて、実はなかなか芸が細かい。3人とも歩きながら携帯電話をかけているのとか、右の人のヘッドホンのデザインとか、何ともイマ風で感心してしまった。ニューヨークは、何年いても出歩くのが楽しいです。


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