こないだの「フレンチトーストの要領でブレッド・プディング」の要領で、これはおかずプディング。キッシュというものも近いかもしれないけど、結局よっちゃんのでっちあげ料理だったりする。
ニューヨークって、冬は特に乾燥しているので、バゲット類とか、すぐにかちんかちん。なので、宵越しのバゲットはあきらめて、晩ご飯の残りは、ぶちぶちとちぎって水と一緒にボールに入れてふやかしておいた。
気持ち悪ーと思うかもしれないけど、そのふやけたパン、水分をしぼって2センチ大にちぎり、サラダにしてもいい。昔、かれこれ10年以上も前、イタリアレストランの日本人シェフがイタリアではよくやるんですよとか言って雑誌(多分アンアン)で紹介していたのを見た。すごいインパクトだった。想像がつかないことは実践しないと気がすまないので、即、やってみたら、普通においしくて、不思議なものじゃなかったのがちょっと残念だったのを覚えている。
私が考えるこのサラダのポイントは、エクストラバージン・オリーブオイルをたっぷり使うのと、トマト、ロケットとかクレソンとかの濃いグリーン系の葉っぱを使うこと。あと、ローストした松の実とか入れること。普通のレタスだと、パンが気持ち悪い気がする。あ、そしてやっぱり入れすぎると見た目が美しくないかも(笑)
さて、やっと本題にうつります。そのふやかしておいたパンに卵とカスピ海ヨーグルトを入れて、塩、胡椒、タイムを入れてプディング生地みたいにしたものを耐熱皿に流し込み、これまた残り物ですっかり水分のぬけきった濃い~ミートソースをかけ、上にズッキーニをガーリックとエクストラバージン・オリーブオイルと塩・胡椒でさっとマリネしたものを並べ、180度のオーブンで40分くらい焼いたのがこれ。
マリネとか言うとたいそうだけど、私が使ってるスライサーは受け皿付きのなので、ズッキーニをスライスしたら、上からマリネ用の調味料をまんべんなくかけて軽く混ぜればいいだけ。包丁、まな板いらずの料理です。
それにしても、オーブン料理って、便利~。タイマーさえ合わせておけば、自由時間だもんね。タイマー大事。私は特に仕事しながら料理しているので、絶対覚えてられないもん。
写真見るとなんか形がわかりにくいけど、これは丸いパイ皿に入れて焼いた4分の1の形なの。8分の1にした方がさまになったかも、だけど、それじゃぁ足りないし!結局おかわりして、パイ皿半分の量をぺろりとたいらげましたとさ。
みなさんは残り物のかちかちパン、どうしていますか?私が普段やってるのは、
- オリーブオイルとすり下ろしたガーリック、ハーブ(タイムとかローズマリーとかフェンネルとかクミンとかアニスとか・・・)、塩、こしょうを混ぜたものを、固くなる前に薄切りにしておいたものに塗ってトーストしてクロスティーニ
- ↑角切りにしたものに塗ってクルトン
- 卵液につけてフレンチトーストやブレッド・プディング
- フードプロセッサーでガガッとパン粉
- 霧を吹いてアルミホイルでくるんでトースターで焼いて、復活バゲット
です。ニューヨークは乾いてるので、いい案あったら教えてください。