少し前、私はお肉大好きダーリンに、「えー、綿密なリサーチの結果、健康のため、普段料理ではぐぐっと赤肉消費量を減らそうと思うんだけどどうかな?」宣言をした。疑問文でありつつ宣言、というあたりに問答無用感が滲み出てたのか、ダーリンも顔で笑って心で泣いて快く合意。というわけで、最近、お豆料理の登場頻度がめっきり増えました。
いろんな乾燥豆、豆腐、豆乳、テンペー、お豆のスプラウトって、美味しいんだけど、いかんせんお肉に比べて豪華さ感がなくて、なんとな~く心苦しかったんだけど、「だって、ほら、今日はお豆の日ですから」と気兼ねなく出せて気分がいい。祝☆お豆メジャーデビュー!
オーガニックだとアメリカでも牛肉は高いし、どこでも売ってるわけじゃないから、注文したり、買いに行ったりに手間掛かるのに比べ、豆類は日持ちするので、「堂々と登場するお豆の日」の確立によって、買い物がすんごい楽になった。宣言して良かった。
この一品は、昨夜作った超シンプルお豆のトマト煮込み。ライ麦クラッカーにカシューナッツ&ブラック・オリーブとアンチョビのペーストを塗ったものを添えた本日のランチ。
≪作り方≫
●お豆のトマト煮込み
1.白い小ぶりのソラ豆みたいなリマビーン lima beans と、レンズ豆
とバーレイ(丸麦
)を水で戻し(リマビーンの方は1日浸けておいた)、ジューサーでキャロットジュースを作った時の残りカスニンジンとともに圧力鍋に具と水を1:2くらいの比で入れ、昆布と一緒に煮る。
2.お豆が柔らかくなったら(沸騰してから約10分)、豆がひたひたになるくらいの汁を残して、他は水切りし、昆布は取り除く。
3.別のお鍋を温め、オリーブオイルを敷き、ガーリックを焦がさないように炒め、香りをたててから1.を入れ、再び煮立ったらトマト缶(トマト、トマトピューレ以外何も入ってないオーガニックのものがベスト)を入れ、塩・コショウし、ローリエの葉、エルブ・ド・プロバンス
(英語だとハーブ・ド・プロバンス)を入れ、煮えてきたら弱火にし、30分以上煮詰めてできあがり。
*オプション
ガーリックを炒める際に、玉ねぎ、セロリなど、野菜を加えても美味しい♪(晩ごはんで他に豆乳ポテトグラタン、スタッフド・アーティーチョーク、サラダなどを作ったので、この時は豆と大麦とトマトだけでシンプルに作りました。)お豆は、白インゲンとか、金時豆とか適当に。大麦、ぷちぷちもちっとしてお豆とよく合い、このお料理のポイントです。
●カシュー・タプナード
1.生カシューナッツ
を一晩水に浸け、水切りする。(水は一応とっておく)
2.フードプロセッサーにふやけたカシューナッツ2カップ、種をとったブラック・オリーブ
1カップ、アンチョビ
2匹、ガーリック1片、挽いたコショウ、あればローズマリーの葉少々をフードプロセッサーかミキサーにかけ、固いようなら、カシューを浸けていた水を少し加え、塗りやすい固さのペースト状に。
*アンチョビとオリーブによるけど、通常これらは非常に塩辛いので、塩は入りません。オリーブは、塩水に浸かっている缶などでは塩辛くなりすぎる恐れがあるので、使う前に味見して、量を調節するか、水洗いして使って下さい♪