味噌、酢、果実酒、ヨーグルト、パン、日本酒etc. 発酵食に興味があって、『秘伝 発酵食づくり』(著:林弘子)という本を随分前に買って、ざーっと読んだものの、実践していなかったんだけど、去年の暮れに、ようやくこの本に習いながらお味噌作りに初挑戦した。
この本には、麹づくりに始まり、麹を使って作る甘酒、塩辛、ニシンやイワシの麹漬け、そして、いろんな材料を使って作る味噌、酢、お醤油、干物、バターやチーズなどの乳製品といろんな発酵食の作り方が端的に載っている。一冊でいろんな発酵食が作られるお役立ち本。
例えばお酢でも、雑穀酢、果物(リンゴ、ミカン)酢、ワインビネガーといろんなバリエーションがあって、リンゴの話が出たら、リンゴのキムチ、リキュール風シロップの作り方にまで話が展開しておもしろい。基本をおさえた上で応用編にも触れられているから、自分で工夫して作っていく時にも役に立ちそう。
で、まずは試しに超短期3週間~1ヶ月コースのお味噌を、ほぼ書いてあった通りに作ってみたよ。
大豆を茹でるのに時間がかかるのと、仕込んですぐ食べられるワケじゃないから気長に待つのが心理的にたいへんなくらいで、作り方としては至って簡単。大豆を水でもどして、気長に茹でて、つぶしてから塩と麹を混ぜて塩切りしたもの(過剰発酵を抑える)を混ぜて、重しをしてねかせる。
中フタをして、重し1キロって書いてあったけど、そんな仕組みの容器がないので、間にサランラップをかませて、使い終わった麹の容器が手頃な大きさだったのでそれをのせて、水を入れて1キロにした瓶を入れておいた。
今日でだいたい3週間。味見したら、甘口でちゃんとお味噌の味だ!うれしい~!感動!本によると、超短期熟成味噌は甘いんだそうなので、ばっちり成功なのでは。うむうむ。美味しい!
このお味噌で今日はランチにお味噌汁を作ったんだけど、ダーリンに「ホームメード味噌で作ったミソスープだよ!」と言っても、どうもあまりピンときてないみたいだったんで、ちょっとがっかり。この手の喜びは、主婦同士じゃないと分かちあえないのかもね。
それでは公開、よっちゃん味噌。
粒が粗いけど、本物のお味噌みたいよね?ていうか、お味噌だよ~!!あと1週間くらい重しはしたままにして、その後は冷蔵庫で保存することになるんだけど、お味噌様をこれから長期間おおさめするにあたって、このチャイニーズファーストフードのテイクアウト用容器ってのが気に入らないので、入れ物を早急に調達せねば。
この調子で、次はお酢を作ろうと思っております。いやぁ、楽しいねぇ。2006年、なかなか幸先のいいスローライフぶり♪
■『秘伝 発酵食づくり』著:林弘子、発行:晶文社 |