飲み物

ジュース A to Z

2006年5月16日

キャロット・キャベツジュース

ニンジン細いの3本、レモン少々、キャベツ小1/4個、ブロッコリーの茎の部分1本、オレンジ3個、生姜大さじ1/2くらい(レシピは2人分)を圧搾式ジューサーでしぼった自家製ジュース。


ジューサーって、柑橘類は別として、ちょっとしか汁がとれなくて、カスがもったいないという印象があったけど、最近は慣れて何かと有効利用できるようになってきた。

材料を列挙した順は、ジューサーにほうりこんだ順。まずニンジンのカスが出るので、それは別に取っておく。生のニンジン、きゅうり、カボチャのジュースはビタミンCを破壊する酵素が含まれているので、酵素の働きを止めるレモン果汁を加える。私は、レモンとかライムがない時は、冷蔵庫に常備してある加熱処理していない生のアップルサイダービネガーを使ってます。

私、生でニンジンを食べると喉の奥が腫れたり、手がかゆくなったりするけど、加熱したり、酢につけたりしたものだと平気なので、科学的に関係あるのかどうかは知らないけど、生ニンジンがビタミンCを破壊すると知った時は、妙に納得したよ。

圧搾式ジューサーは、搾り取るわけだから、水分量が少ない材料からは当然ジュースがあまりとれない。でも、ニンジンはこのカスが微塵切り野菜としてきれいに使えるので全然もったいなくない。ニンジンをおろし金ですろうとすると重労働だけど、ジューサーだと一瞬なので、最近では、逆の発想で、ニンジンのカスが必要でジュースに使うこともあるくらい。

ジュースの絞りかすいろいろ

ニンジンのカスはこの後トマトソースを作ったので別のボウルに取って、キャベツとブロッコリーの分はランチの焼き飯の具になるべくして袋行き。斯くしてカスの中でもカスとなったのは、生姜の皮と筋とオレンジの白い袋の部分。これはコンポストで待つミミズちゃんのエサになった。

トマトソース
で、これがトマトソース。玉ネギ炒めて、ニンジンかす、ガーリックを加えてまた炒めて、缶詰のトマトの水煮を入れて、ローリエの葉っぱ、胡椒少々、窓際ガーデンのオレガノとタイムを加えて、沸騰したら弱火でことこと2時間くらい。

トマトだけだと酸味が強いから、トマトソースにはニンジン摺りおろしを入れると甘味が出ておいしいと、アメリカ版料理の鉄人のマリオ・バターリさんも言うてはりました。これは本当。味に深みと丸みが出ておいしくなる。イタリアンのレシピを見ると砂糖を隠し味に使ってるのもあるけど、私は一度そういうのを食べた時、「なんで甘いのこれ?」と思った。何か違う。それに、ニンジンの方がナチュラル&ヘルシーでいいよね。「体にいいもんは旨い」のだ。

これをよっちゃん料理原則の1とすると、「加工品とか精製された食品を使わないで、素朴にそのまんまの食材、ホールフードだけで料理したものは旨い」がよっちゃん料理原則の2。

料理って、タイミングとか、切る技術、手先の器用さとか、いろいろ腕が必要なレシピもいっぱいあるけど、家庭料理は誰にでも作れる真面目で簡単な料理がいいと思う。あ、これはよっちゃん料理原則の3かな。

ということで、ジュースレシピで始まりましたが、今日はよっちゃん料理の三原則講座でした(笑)

≪関連過去記事≫

ジューサーで作るジュースがいい理由→「美味しいジュースを飲んでヘルシー&ビューティフル」

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