ちょびっとお仕事の宣伝。元『料理王国』の編集者が6月6日に創刊したフード・マガジン『料理通信』(r-tsushin.com)の7月号で、「MBAにはテーブルマナーの講座があります」(p.25)、「働く女の上手な奢られ方・奢り方」(p.51)、「World Topics」(p.122) を書かせていただきました。
写真は遡ること4月21日、その "World Topics" という海外からのニュースのコーナーで取り上げた≪Bouchon Bakery ブション・ベーカリー≫というベーカリーで買ったハム&チーズ・クロワッサン。取材下見に訪れ、初夏並みの温かいニューヨークのセントラルパークの芝生の上での優雅なランチ。
なんたって、≪ブション・ベーカリー≫のオーナーは、同じくタイムワーナーセンタービル内にあるNYタイムズ4つ星レストラン≪Per Se パー・セー≫のオーナー、トーマス・ケラー。カリフォルニアの高級ニューアメリカンレストラン≪French Laundry≫と≪Bouchon≫(ラスベガスにもあり)のオーナーで、アメリカで現在一番高名、国際的にも知られる完璧主義の奇人、あ、いや、鬼才シェフ。
(なんでも、カリフォルニアから、セキュリティカメラでニューヨークの厨房チェックしてるとか、レストラン・オープンに際してのミーティングでは、彼の要求が常軌を逸しないよう精神科医を同席させてたとかー。)
≪Per Se パー・セー≫は、お高いし、予約とるのもたいへんだから、こういうテイクアウトや予約なしで入れるカフェの登場はすごく喜ばしい。
日本のクロワッサンって、全部しっとり柔らかいのが多いけど、私は、外側がもっと固くバリっとしてるタイプが好き。かぶりつくと唇のまわりにまとわりつきつつ、割れて崩れた皮がぼろぼろこぼれて困るのがクロワッサンの醍醐味!(笑)
これはまさに私好みのクロワッサンで、おいしかった。しかし、高い!1個7ドル75セント。税金入れたらほとんど千円ですよ、奥さん。
そしてこちらはおうちまでお持ち帰りして、ダーリンと半分こして食べたオートミール・レーズン・クッキーと、チョコエクレア。
でかいトートバッグにも収まりきらないくらいの荷物があったのに、わざわざ飲み干したコーヒーの紙コップを、撮影小道具として持ち帰って撮影。涙ぐましいささいな努力!
このカップ、ふたの穴の開け閉めができるレバー付き。最初どうやって飲むのかわかんなくて悩んだ。流石高級レストランのカフェだねぇ。
そしてわたし的にビッグなニュースは、壁にかかったメニューに大好きなカヌレがあったこと!!トーマス・ケラーのカヌレ、すごい楽しみ!!
ショーケースになかったので聞いたけど、店員さんは、"カヌレ"ってもんをしらんかったよ(笑)英語では違う発音なのかもと思って文字を指さしてなんて読むか聞いてもわかんなかったしー。そんなんでいいのか?ま、いいけど。とにかく期待度いっぱい。取材時点ではこれから並ぶと言っていた。カヌレ~カヌレ~♪もう出たかなぁ?
本日は、宣伝に始まり宣伝に終わる。『料理通信』 来月発売の8月号では、巻末の「Contemporary Recipes コンテンポラリー・レシピ」という連載と、もう一カ所ちょこっと登場。コンテンポラリーレシピは、どどんとカラー写真で料理5品とそれぞれのレシピとシェフのインタビュー付き。
取材したレストラン&シェフ、海外メディアはこの取材が初だったので、PRの人も含めて、現場全員すごい気合い入ってた。日本に紹介されるタイミングも初めてになってるとうれしいなー。やっぱね、新鮮さも大事ですから。カメラマンもよっちゃんもがんばったよー!久々に、おおおおおっ!という料理を見た。感動した。楽しかった。
もうね、カメラマンS氏なんて、興奮しまくり。撮影がすんだ料理、召し上がれって言われて、私より先に食べかけてた(笑)一応ね、私ね、フードライターだからね、食べるのも仕事ですから、それはやっぱり、最初に箸を付ける(あ、フォークだけど)役得はあってもいいと思うのよね。ま、私も自分のメモ用に料理写真撮るのすっかり忘れて食べるくらい興奮してたけどね。みんなの力作。是非是非、見てね♪
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●Bouchon Bakery ブション・ベーカリー
Time Warner Center 3階
10 Columbus Circle
212-823-9366
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http://bouchonbakery.com