
日本食が広まってきたアメリカだけど、エスニックなものにオープンマインドなニューヨーカーだけど、なんでも食べるチャレンジャーなダーリンだけど、納豆と生卵は、大和魂とカウボーイ・スピリットを隔てる最後の砦かもしれない。
納豆なんて、あの匂いで大概の人はギブアップすると思う。生卵なんて、ロッキーもまっつぁお。そんなもの食べるの、野蛮人!って顔されるんだよ。
でも、ついに私は納豆卵ワカメ葱ぶっかけキムチのせ冷やし蕎麦で勝利をおさめたのだ。長い道のりだったなぁ。料理の名前も長いね(笑)
ドキドキしながらだまって出したら、だまって食べて、「どう?」って聞いたら「すっごいおいしい!」って言ってた。
混ぜてかけただけ料理に見えるかも知れないけど(実際そうなんだけど)、すごい知恵をしぼった料理なのよ。生卵が気色悪いと思うのは、きっと白味と黄味が分かれて存在感があるからだと思うので、それを納豆と一緒にすんごい混ぜて、高級フレンチとかニューアメリカン料理なんかでよく使う“フォーム”みたいにしたのがまず一つと、納豆の匂い消しに、葱をいっっっっぱい入れた(卵にいっぱい隠れてます)のが二点目、そしてトドメにキムチをのせたのが三点目。
ワカメは、乾燥のを水でもどして、洗って、しぼって、別で食べるつもりでいたんだけど、入れちゃった方が生卵どろどろ感が消えるかもと、微塵切りにしたのを思いつきで混ぜた。
ほんのり海の味。ボリュームも出て良かったし、納豆パックについてきたマスタードと醤油出汁も入れたけど、それだけだと卵がある分、味がたよりなくなりそうなのが、醤油とか追加する必要なく、大丈夫でよかった。
ワカメの代わりに、もみ海苔でおも青のりでもいいけど、ワカメの方がいっぱい入れやすくて、栄養バランスもいいかも。
うーん。幸せ。これでこれから遠慮なく生卵納豆が食べられるT-T 感無量だー!