今日から暑くなるってんで、昨日あわててクッキーを焼いた。別にそうまでしてクッキーを焼かないといけない理由はないんだけど、「明日、もしかして突然すごいクッキーが食べたくなったら困る」と思って焼いた。
材料は、ロールドオーツ(押しオート麦)、ミックスナッツ(クルミ、アーモンド、カシューナッツ)、ココナッツオイル、豆乳で溶いたフラックスシード・パウダー(アマニの種をコーヒーグラインダーで挽いたもの)、メープルシロップちょっぴり、キャロブパウダー、ダークチョコレートの塊を削ったもの、ベーキングパウダー、塩少々をフードプロセッサーでががっと混ぜてボウルにあけ、バナナ1本、フォークでつぶしながら混ぜた。
ほらね。バナナが右のクッキー、ちょっと見えてる。バナナとチョコ、美味しいわー。
卵、クリーム、バターなしのベジタリアン。ヘルシーなビーガン・クッキー。甘さ控え目だけど、ダークとはいえチョコのほろ苦い甘味と、バナナのねっとりした甘味が混ざり、ナッツの香ばしさ、オート麦のぽろぽろ感が美味しいよっちゃんのお得意クッキー。
パッドにココナッツオイルを塗って、そこにクッキー生地を敷き詰めて、尖ってないナイフで切れ目を入れ、180度にあたため、入れる時に150度に落としたオーブンで15分焼いてできあがり。ちなみに華氏だと、350度→300度って感じ。アメリカのガスオーブン、サーモスタットがいい加減なので、各ご家庭のオーブンのクセを見極める必要あり。うちのはちょっと温度が上がりすぎてるみたいなので、チョコ入り、ココア入り、ナッツ入りは低めの温度設定で焼いてる。
フラックスシードは、日本だとまだまだサプリメント扱いだけど、アメリカだと、健康食品として食べる以外に、液体と一緒に練ると糊みたいになるので、ベジタリアンのクッキーやケーキに卵代わりによく使う。フラックスオイルは、絶対熱厳禁だけど、種はオーブン焼きくらいなら大丈夫って、フラックスシード振興会みたいなサイトに書いてあったので、前は生とか、火を止めてから料理に混ぜるとかしかしてなかったけど、最近は糊代わりにベーキングによく使ってる。
オートミール・クッキーって、日本であまり見ないよね。私は、小麦粉とバターのさくさくしたクッキーより、この素朴なボロボロしたものをメープルシロップ・パワーでかちんと固くまとめたクッキーが好きなのだわ。今回のはバナナのせいでちょっとしっとりだけど。
一緒に飲んだのはノンファットじゃない普通の牛乳。ホールミルク。すんごい久々。普段はオーガニックの低脂肪や無脂肪牛乳と豆乳、ケフィア、ヨーグルトあたりをローテーションしてるんだけど、ふと、これが無性に飲みたくなったの。
ハドソンバレー(ニューヨーク市の北の農村)にある農場、ロニーブルック Ronnybrook (www.ronnybrook.com)の、クリームライン・ミルク。ニューヨークタイムズ紙で、「牛乳のドンペリニヨン」と賞されたそうだ。ホント、すごいおいしい。甘く、濃いが、すっきり。
オーガニック認定じゃないけど、抗生物質、成長ホルモン(BGH、rBST)、農薬不使用のノンホモ牛乳。ニューヨークの青空市、グリーンマーケットとか、大型自然食品店 Whole Foods Market、グルメフード店 Dean and Deluca とかで売ってる赤と黒の牛のマークでお馴染みのブランドのもの。チェルシーマーケット内には直営店もある。
これはプラスティックボトルだけど、瓶のもあって、それはグリーンマーケットやチェルシー店(多分)ではリフィルしてくれる。今時なかなかないよね。こういうの。
いやー、チョコにバナナ入りクッキーを焼いた潜在的動機は、この牛乳だったかも。