バレンタインデーの夜は5コースのバレンタインデー・ディナー。普段なら5コースにアミューズ・ブーシュが2~3品ついてこようと完食する私ですが、珍しくメインのお肉をお持ち帰り。ディナーについてきたスパークリングのロゼでおなかが膨れてしまった。発砲系に弱い私・・・。3品目のメインの魚で苦しくなってきたので、ダーリンにお裾分け。そのせいで、お肉大好きダーリンもお肉、お持ち帰り。おお。こんなこともあるのだなぁ。写真は本日のランチ、その残り物お持ち帰り+ベビー・ルッコラとパルメジャーノ・レジアーノ&カボチャとひまわりの種のローストをトッピングしたサラダと、インゲン豆とペンネの胡麻ソース和え。
行ったお店は、『The Farm on Adderley ザ・ファーム・オン・アダリー』(www.thefarmonadderley.com)。カメラ持って行かなかったので写真ありません。今度、ブランチにでも行ったら撮ってきます。去年の夏にオープン。プロスペクトパークの南、私が時々行くフードコープの近くにあって、徒歩圏内で唯一のおでかけディナースポット。さっき調べたら、ニューヨーク・タイムズにも載ってたんでちょっとびっくり。記事には、お店の名前の「アダリー」は、オーナーの故郷、南アフリカのケープタウンにある通りの名前。そこが繁華街なもんで、「不可能なこと」という意味で「アダリー通りに農場を買う」という表現があることからきてるてなことが書いてあった。
私たちが食べたのはバレンタインデー特別メニュー(昨日はこの5コース・メニューのみ)だったから、タイムズの批評家が言ってる料理は食べてないけど、まぁ、当たりあり、うーん惜しい!ありって感じ。混んでたせいもあるけど、サービスはフレンドリーだが、全体に遅かった。
ま、急ぎのビジネスランチなわけじゃなし、ロマンティック・バレンタイン・デート・ディナーだから別にいいんだけど、おそらくは皿にのせて出すだけに違いない最初のアミューズ(よく聞こえなかったけど、スイカに漬けて赤くなった薄切り大根でカニを包んだもの)やファーストコースのオイスター(生牡蠣だけど上にキュウリのフォームみたいなのがのってた)がそれぞれ20分くらい出てこなかったのは何故だ!(笑)
私達の舌に超ヒットしたのは、セカンド・コースの「クリームを使ってないカリフラワーのクリーミー・スープ、大鮃の燻製入り」。激うまだった。絹なめたことないけど、絹のようになめらかな舌触りで、しっかり味はするんだけど、とにかく軽い。初めて味わう不思議な食感だったので、ウェイターに「どうやってクリームなしでこんなのができるの?」って聞いたら、「企業秘密♪」って言われた。知らなかったか、説明するのが面倒くさかったに違いないに一票。
三品目がストライプバスの奉書包み焼きで、四品目が写真のお肉パイ皮包みで、連続包み技。ラストコースは、ホワイトチョコレートをアイスクリームのクネル(フットボール型にまとめたもの)に、パイナップルのカルパッチオ添え。ホワイトチョコレートなので甘い。パイナップル合わせて正解。
ひとつひとつ味にコメントつけると難はあるんだけど、近所にデートできるレストランはここしかないので応援したい。食材は、サステイナブルな農場から仕入れてるらしいので、そういう素材のおいしさはグー。なんとなくこれから美味しくなっていきそうな気がする。
それにしても最近ニューヨークは連日激寒。今日は最高気温がマイナス4度で最低はマイナス10度。昨日もきっと同じくらいだったに違いない。ずっと外に出てなかったもんで、行き帰りの散歩はきつかった。ほっぺたが痛かったよ。部屋の中から雪見てたときは、うっすら積もったくらいにしか思ってなかったんだけど、なんのなんの。30センチは積もってた。すごいことになってたのね^^;
みなさんのバレンタインはいかがでしたか~?
●The Farm on Adderley ザ・ファーム・オン・アダリー
1108 Cortelyou Road
Brooklyn, NY
718-287-3101