
「ホットチョコな2月」でも紹介したけど、ニューヨークの有名なベーカリーに、『City Bakery シティベーカリー』というお店がある。『セックス&ザ・シティ』でも登場。ご夫婦がオーナー&シェフで、奥さんがおかずコーナー、だんなさんが有名なタルト(Book of Tarts: Form, Function, and Flavor at the City参照。よっちゃん蔵書♪)はじめ、スイーツ・コーナー担当。
それでですね、そのシティベーカリーのオーナー(だんなさんの方)が、去年、イーストビレッジに、「LOHAS ロハス」をテーマに『Build a Green Bakery ビルド・ア・グリーン・ベーカリー』というちっちゃーいベーキング・グッズ(クッキー、マフィン、デニッシュとか)とドリンクのテイクアウト・ショップをオープンしたのね。で、私は去年後半はほとんどマンハッタンを出歩いてないので、最近ちょこちょこと「あぁ、これがあれかー」とチェック入れてるわけですが、これも一軒、気になっていたお店で、近くまでいったのでのぞいてきた。
ちなみに、ロハスって、日本では(はやったし)一般世間で通用するけど、元々はマーケティング用専門用語だから、アメリカではあまり通用しない。Lifestyle of Health and Sustainability の略なんだよと説明すると、「おー。それはとてもいいことだー」って感心されるくらい普通、知られてません。日本でいうロハスは、アメリカでは、「green グリーン」が一般的。簡単よね。アメリカでは、簡単って重要。というわけで、『Build a Green Bakery ビルド・ア・グリーン・ベーカリー』=ロハスなベーカリーを作りませう♪となるわけですね。
で、さすがなのは、オーガニックの材料を使ってたり、ビーガンもあるよってだけじゃなく、壁は小麦とヒマワリの種、ペンキは牛乳がベースで、色素にはビーツを使ったりしたもので、床はコルクを作ったあとの副産物と、インテリア資材まで環境に優しいものを使っているというこだわり。
・・・なんだけどさ、この外観のしょぼさは一体・・・。私、拍子抜けしちゃいました。この店のことを知らないで通ったら、全然目にとまらないよ。天下のシティベーカリーなのに、これはどういうこと?!
で、食べたのはですね、味噌アップルマフィン♪マフィンにリンゴはわかるけど、味噌っすよ!いいでしょう?
でもー、、、リンゴたっぷりすぎて、固まってないんですけど。これ、店のショーケースに並んでる状態でこんなんだった。最後の1個だから選べなくて、なんかやだなと思ったけど、味噌リンゴの個性に負けて・・・。具沢山でうれしいような、「失敗作?」ってつっこみ入れたいような。
お味の方は、「おお~!味噌とリンゴって意外に合うのね!!」みたい未体験ワールド、ミソ的特徴はなく、結構フツーの甘いマフィンだった。がわはばりっと焼けてておいしかったけど、ちょっとこの結晶のでかいグラニュー糖の甘さは堪忍してって感じだった。
褒めてるのやらけなしてるのやら、どっちつかずな紹介記事になっちゃったけど、オーガニック・コーヒーが1ドル、ビーガン・クッキー$2.50とお手頃だし、コンセプトは応援したいし、ニューヨークの名所が出した実験プロジェクト店なので、機会があったら行ってみてください♪
●Build a Green Bakery ビルド・ア・グリーン・ベーカリー
223 First Avenue
New York, NY 10003
(between 14th & 13th Sts.)
www.buildagreenbakery.com
●The City Bakery ザ・シティベーカリー
3 West 18th Street
New York, NY 10011
(between Fifth & Sixth Aves.)
212-366-1414
www.thecitybakery.com