
中近東料理のタブーリというのは、普通は挽き割り小麦(バルガーウィート bulgar wheat)、パセリがメインで、そこにトマトやキュウリを混ぜたものというのが基本形なんだけど、日本では挽き割り小麦が普及していないので、レシピを探すと、クスクスを代用したものをよくみる。
私は子供の頃からパセリが好きで(他の好物は、青じそとか刺身のツマとか、粕汁とか、銀鱈西京漬けとか。いやぁ、苦み走った子供でしたね)、今も変わらず好きで、でも、普通パセリって飾りぐらいにしか使われないから、このタブーリという料理に出会ったときの喜びといったら言葉では言い尽くせません!
パセリをこんなにいっぱい使う料理、他にないよね。あったら教えて。それも食べたい。こっちでパセリ買うと、一束でたっぷりだから、ちまちま使ってると使い切れないので、タブーリもどきはよく作るのだ。これもそのひとつ。
これは挽き割り小麦の代わりに残りものキヌア(キノア)。で、キュウリとかなかったもんで、これも残り物のブロッコリーをざくざく切って、トースターでちょっと焼いた松の実と、ちりめんじゃこを投入。キノアをベジタブルスープストックで炊いたのと、ちりめんじゃこに塩味があるので、レモンをしぼってかけて調味完了。
これはあったかくても、冷たくても両方美味しい。あったかいとタブーリ風キノアピラフで、冷たいとタブーリ風キノア・サラダってことで。あたかも2つのレパートリーのように表現してみた(笑)
タブーリは、私の好み的には、クスクスより、もうちょっと噛みごたえのあるぷちぷちする穀類の方がおいしい。クスクスじゃ物足りない感じ。だから、玄米でもいいと思うんだけど。冷やごはん玄米を水で洗って、粘りをちょっととって、ざるにあげて水切りして、エクストラバージン・オリーブオイルと和えて使います。
昨日のスイスチャードちゃんに続き、パセリちゃんもよろしくね♪
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