健康・食の安全 魚介類

簡単オイルサーディン・オープンサンドで魚の水銀問題とかいろいろ考えてみる

2007年10月1日


サーディン缶サンドイッチ

のせて焼くだけ簡単レシピ。1.5センチくらいの厚みに切ったバゲットに、自家製タプナード(ブラックオリーブ、ガーリック、ローストした松の実、エクストラバージン・オリーブオイルをすり混ぜたペースト)を薄く塗って、その上に缶詰めのオイルサーディンをのせてオーブントースターで焼いたオープンサンドイッチ。もう作り方の説明が終わってしまった。


あ、最後にパセリとかネギとかチャイブスとかパラパラしてください。地味だもんで景気づけに。タプナードの代わりはシンプルにオリーブオイルでもいいし、マヨネーズでも。お好みで焼けてからレモンちょっとしぼったり、醤油をぴっとたらしたりも美味しそう。

イワシ、アジ、サバは、私が大好きな魚御三家。あ、あとサンマも。日本だと安上がりな人ねってことになるけど、ニューヨークで新鮮なイワシを買うのはものすごい難易度高い。ヘルシーなオイル、不飽和脂肪酸のひとつであるオメガ3(EPA、DHA)の供給源としても、水銀を避ける意味でも、これらの魚は優秀なのよね。

魚は、健康のために週に2回食べましょうと言われている。日本人的感覚からいうと少ないけど、日本で言われてる以上にアメリカでは魚の水銀問題に敏感だ。食物連鎖のトップにいる魚、まぐろ tuna、ぶり yellow tail、とかはあまり食べないようにってよく言われている。マグロが含有する水銀量はサケの25倍。妊婦さん、子供さんは特に。そして、マグロが大好物でしょっちゅう食べる人、考え直しましょう。

そんでもって絶滅しそうな魚は、環境保護、自然保護的にパス。もう売ってるけど、去年くらいまでだったか、チリアンシーバスがホールフーズマーケット(アメリカの大型健康食品店)で売ってなかったのはそういう理由。かわりに活ロブスターが、「非人道的(訳すと大袈裟だけど、とにかくかわいそう、むごい)」って理由で姿を消したけど。・・・お客さんからの文句が多かったんでしょうね。

そんなこんなで、魚屋に行って、まぐろ、ぶり、鮫(売ってるのよ)、サワラ、かじきとかの大型魚に駄目出しをし、どんなに妥協してもこれは無理っていう新鮮さの魚にも駄目出しをすると、(またタイミングにもよるんだけど、結構これが多かったりして)ほんと、買える魚、少ない。その上高いし。

こういう事情だから、健康と食について語るお医者さんによっては、魚はパス、EPA、DHAは良質なサプリメント、フィッシュオイルで補給を薦める人もいらっしゃるわけですね。

最終的に結局私がたどりつくのはアラスカ産ワイルド・サーモン類。(養殖はまた養殖でいろんな問題が・・・)そのときお得な種類のサケ。多分、サケ類は一番売れるからだいたいいつも新鮮なんでしょうね。ま、おいしいからこれはこれでいいんだけど、なんせワンパターン。苦しい! 

新鮮な魚の方がいいに決まってるけど、このワンパターンを免れる苦肉の策として、オイルサーディンの缶は安くて手にはいるし保存もきくから、うちではだいたい常備している。あと、たまに日系スーパーに行った時に買う日本産の煮干しとちりめんじゃこ、塩漬けの乾燥たら(バカラオ)かな。

話もどして、オイルサーディンを買うときにチェックしているポイントは、イワシ以外の材料。大豆油 soybean oil のがけっこうあるけど、それは買わない。大豆油はオメガ3よりオメガ6の方が圧倒的に沢山含まれているから。トマトソースはたまに。スプリングウォーター入りもたまに。基本形は、オリーブオイル。

・・・今、超忙しいはずなのに、結構語ってしまった・・・。

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