
昨日のお昼、春巻きを作った。オイルをスプレーしてオーブントースターでかりっとトーストしたら、焼き目がイマイチだった。揚げればすむんだけど健康と経済的理由(いい油、高いし、油は使い切りというよっちゃんルールがあるので)からうちでは揚げ物料理は極力しない方針なので、今日はフライパンで挑戦してみた。
炒め物するよりまだ少ないくらいのオリーブオイルを軽く熱したフライパンに敷き、片面焼いてみる。
・・・おいしそうな焦げ目だけど、なんか違う。これは、春巻きというよりは、餃子?
そんならいっそのことと餃子風にしてみた。ひっくり返してちょっと焼いてから、片栗粉を溶いた水を入れて蒸し焼き。
というわけで、具は春雨的なんだけど、焼き具合は餃子なものができあがり。ビール飲みたくなるね。
タレは、酢とアガベとうちでとれたガムドロップペッパーっていう赤いころんとしたガムボールみたいな唐辛子を細かく切ったもの、ネギを、ナンプラー(ニョクマム、魚醤)がなかったからアンチョビを瓶に入れてふって混ぜたもの。
具は、じゃじゃーん。

サンクスギビングのターキー丸焼きの残り肉、緑豆の春雨、日本から買って帰ってきた高級どんこ大分産干し椎茸(説明に力入ってます。あぁ、もうちょっとしかないよう~T-T)、ニンジン、ネギ、干し椎茸を戻した水と一緒に出汁をとった残りの昆布。

味付けはターキーの骨でとったスープストックと醤油と干し椎茸を味醂と醤油と昆布出汁で煮た時の汁と、材料を炒めた時のごま油とあとからふりかけたたっぷりの挽いた黒胡麻。
ちなみに、昨日のオーブントースターで焼いたバージョン、スプレーオイルがだまだまだったのが敗因かなと思って、刷毛でオリーブオイル塗ったのをオーブントースターで焼いてみもした。でも、やっぱり焼けむらが。

ま、こっちの方が春巻きのさくさく感はあるんだけど、巻いて皮が重なっている部分の下側がやや粉っぽい。あともうひとつ実験するとすると、コンロの下についてるでかいガスオーブンで焼くってのがうちでできる手段として残されてるけど、ま、そのうち気が向いたらやるかもしれないけど、そこまでこだわらないから、もういいや。
すごい久し振りに春巻きみたいなものを自分で作って食べて、ふと、昔(もう、いつのことやろ)、日本で食べた春巻きを思い出してみたんだけど、アメリカで売ってる春巻きの皮って、分厚くない?日本で自分で春巻き作った覚えがないから、お持ち帰りとか、外食体験との比較なんだけど。
とか書いてるうちに、ぽつ、ぽつと記憶が蘇ってきた。そうだよ、そうだよ。アメリカのチャイニーズのテイクアウトとかで売ってる春巻きって、相当皮分厚い。全然違うよね。13年もアメリカにいて、今、初めて気づいたっていうか、春巻きについて立ち止まって考えた。
私が作ったオーブントースター春巻きもそうだけど、アメリカの春巻きには、ぱくってかぶりついたときに、ばりばりばりばりってドミノ倒しのように次々に崩れていく連続する歯ごたえがない。分厚いのが原因に違いない。かぶると、「ぼりん...」って大雑把。食感に余韻がないっていうんですか?クリスピーとか言ってるけど、あれは固いだけだよ。
結論。でかい餃子やなぁーって感じだけど、私は、この餃子風春巻きが気に入りました。まだ皮あまってるし、今度からこれでいくのでよろしく。