映画、音楽、ビデオなど 本の紹介

見たこともない地球を見て環境保護に目覚める

2008年3月29日


プラネットアース

BBCが2500万ドルかけて製作した環境ドキュメンタリー『Planet Earth プラネット・アース』の5枚組DVD。最初、レンタルで1枚目を借りて見たら、超感動!で、2枚目続けて借りたら、途中、傷物で見られなかったので買っちゃった。保存版として購入価値ありと思って。


これ、NHKのサイトを見ると、「NHKとBBCが五年の歳月をかけて撮影・製作」って書いてるけど、英語情報ではNHKってどこにも出てこない。NHKは、ハイビジョンの技術だけ提供したってことなのかしら?でも、なんかフェアじゃないような。

2006年5月・10月、2007年1月・2月に総合テレビでやったそうだから、見た人も多いのかな。どのくらいの視聴率だったんでしょう。とにかく映像がすごい~~!!!子供の頃、毎週『野生の王国』を見ていた私のツボにはまりました。見たこともない地球がいっぱい。前人未踏だからっていうんじゃなく(あ、そういう場所もあったのかもしれませんが)、撮影技術が最新のものだからこそであろう見たこともない自然の姿を見て感動した。

モンゴル~シベリア大平原とチリのえらい山中(行き先違いのバス乗ってしまったみたいで途中で降ろされ、でも、言葉が通じなかったのでどこ行ったかいまだわかってない)は車窓でちらり見たことあるけど、それ以外は、旅先も概ね街中、生まれ育ち、今の暮らしもずっと都会。電車が走ってないようなところにいたことがないので、普段はこのアスファルトの道路とゴミ、建物、まばらな緑、河川工事された汚い川という人工的な風景=私の世界→地球になってるけど、この地球って惑星にはすごいところがいっぱいあるんだね。

なんかすごーい遠くからものすごい広角レンズで撮ってるのが、どんどん寄りになって、でも全然ぶれてないとか、山全体が冬景色から春桜が
咲いて桃色になって、新緑、緑、紅葉に移り変わるけどカメラ目線は固定じゃないとか、とにかくこんなのは初めて見た。地球あちこち本当に行ってきた、時間も空間も飛んで見てきた気分になった。実際自分で行っても、高い高いところから見た鳥瞰図はみられないわけだけど、なんか、本当に自分で見たような気分になったよ。

アフリカにしても北極にしても、テレビや映画で何度も見たことあるけど、なんとゆーか、これまでのは、あくまでテレビや映画の中におさまっていて、できごとは映像とともに認識しても、視覚的に“実感”してなかったってことなんだなと、『プラネットアース』を見て思った。実感できる、体験したのと同じように感じることと、頭ではわかることの間には、すごい違いがある。

食と健康についてのニュースや情報を日々追ってると、環境汚染の問題とかイヤっていうほど入ってくるので、もう地球って汚染されつくしてしまっているように思ってた。こんだけ人間がものすごい勢いで自然に対して悪いことをいっぱいしてきたのに、まだこんなスケールのでかいあるがままの大自然が残っているのかと圧倒された。まだ間に合うかもって希望が見えた。このDVD、私の人生、変えました。

まだ残ってる大自然。壊してしまったもの、滅ぼしてしまったものと同じものは再生できないけど、まだこんなにいっぱい美しいものが、私が暮らしているこの地面の延長上、同じ地球の上(とか下とか)にある。かわいい、おもろい野生動物もいっぱい。みんな同じ生き物。尊い命。守らないと!Save the earth! ていうか、人間、彼らに迷惑かけないようにしないとなぁ。これからもっと真剣に環境問題に取り組もうと思いました。

最後におまけ。YouTubeで、Bird of Paradise(極楽鳥)で検索してみつけてしまった。DVD1枚目で爆笑したシーンです。パプアニューギニアに棲息する極楽鳥の雄の求愛行動。彼らは大人になると、ダンスステージを持ち、そこで踊ります。ステージ命なので、きれいに掃除。別の映像で見たけど、踊る自分に光が反射してより美しくみえるよう、ステージに陰を落とす葉っぱは一枚一枚刈り取ったりするらしい。みんな懸命に生きている。ワイルドライフはすごい!



アマゾン.co.jp
プラネットアース DVD-BOX 1 episode 1-episode 4
Amazon.com
Planet Earth - The Complete BBC Series

上のYouTube、ベスト尽くしてやったことがむくわれないこともある(笑)ってオチになってます。

人気の記事

-映画、音楽、ビデオなど, 本の紹介

© 2025 ニューヨーク・スローライフ