
おかず系オートミール。生協で買ったオートグラウト oat groutを一晩水に浸けてから炊いたもの。グラウトは、麦の一番外の殻、稲でいう籾だけを取り除いたものなので、いろいろあるオート麦の中では一番精製度が低い。
精製度が低いということは、調理に時間かかかるというのがデメリットではあるけど、栄養が一番損なわれていないのでヘルシー。オーツだけでなく、穀類全般に言えるけど、未精製のものが一番傷みにくい。小麦を買っておいて、うちで挽くところまでは私はやってないけど、粉っていうのは、粒に比べて表面積が大きくなってるので酸化しやすい=劣化しやすいというのは事実。
なので、粉は、せめて、密閉された容器に入れ、冷蔵庫で保存。うちは冷蔵室にはあまりスペースのゆとりがないので、冷凍室で保存。冷凍庫の方は、電子レンジもないから食べ物を作りおきする習慣もなくいので。他、スープストックを作るようの野菜屑貯蓄袋と、ビールグラスと、小麦粉と、コーヒー豆、製氷器などがいつも入ってます。
ついでなので、オート麦を加工度が高い順に挙げると、インスタント・オーツ、押しオート麦 rolled oats、スチールカット steel-cut、グラウト grout となります。インスタント・オーツっていうのは、グラウトを粗くカットして、加熱してから平たくして乾燥させたもの。見た目、押しオート麦と似てるけど、どうやってインスタント・オーツができるのかを知ってからというもの、もう、なんちゅーか、こてんぱんにやっつけられてへたりきったオートに見えちゃう^^;
というわけで、うちでは最近は、もっぱら全粒オートのオートグラウト。押しオート麦は、クッキー作ったり、お菓子用に。
横道それて蘊蓄たれましたが、この日の朝ごはんですよ。一晩アップルサイダー・ヴィネガー小さじ1とともに浸けておいた全粒オート麦と水を鍋に入れて火にかけ、柔らかくなってから、発芽させたヒマワリの種を入れて混ぜ、火を止めてフタして10分蒸らし、ボウルによそってから、アンチョビーとダルス dulse(紅藻類)をちぎったものをトッピングしてできあがり。
このダルスっていうのは、アイルランド北部、アイスランド、カナダなどで伝統的に食べられてきた海草。自然食品店で売ってます。オーガニックで5ドル弱。日本産の乾燥海草パックとかと比べると、一袋にたっぷり入ってるから、高いってこともないかな。

ダルス、ちぎってそのまま使えます。サラダやスープに入れたり、もっと細かくしてドレッシングにしたり、ふりかけにしたり、パスタに絡めたり、焼き飯に入れたり、おにぎり巻いたり、使い道いろいろ。ミネラルいろいろに加えて、食物繊維、ビタミンK、B6、B12、ヨウ素(ヨード)が豊富。サプリメントにもなってるだけある。水に戻す手間なしなので、あ、と思いついたときすぐ使えて便利です♪