ハンドメイド、クラフト

帯の染み抜きにチャレンジ

投稿日:2012-12-28 更新日:

着物、帯、家庭で染み抜き道具

着物雑誌や本で、着物のお手入れについて読むと、ベンジンとか、リグロインとか出てくるんだけど、ニューヨークでこれがどこで買えるのかよくわかんない。で、ウィキペディアでベンジンって調べたら、ベンジンはハクキンカイロの燃料としても使われ、リグロインはベンジン類の中では揮発性が低いものとのことで、他に同類のものとしてナフサ(naphtha)ってものがあることがわかった。

ハクキンカイロの燃料なんだったら、ライターの燃料ってことで、ハードウェアが充実してる近所のドラッグストアというか、日用雑貨屋さんに置いてそうと思って探したところ、ありました。原材料見たら、Naphtha ナフサって書いてある。きっとこれでいけるはず!


実験対象となったのは、黄色い変わり市松?幾何学模様の博多織りの名古屋帯。たれのところについた指紋大の汚れのために箪笥の肥やしになってて、成功したら儲け物、失敗したら残念ってことで、たれを折り込んじゃうか(笑)クラフト材料コースということで白羽の矢。

写真だと、影で黒っぽいのか、染みなのかわかりにくいし、そんなにひどい染みじゃないようにも見えるけど、全体に黄色系一色で、しかもタレのど真ん中だったので、染みがあると知ってて見ると、目立って着用は無理だったのよね。文字通りの汚点だった。

予習は、ネットで「着物 染み抜き ベンジン」とかで検索していろいろ読んだり、Youtube内も検索してビデオを見たりしたけど、霧吹きが必要なものが多く、霧吹きは均等に細かい霧が出ないといけないとか、以前聞いた覚えがあるので、着物お手入れ処 森本という悉皆屋さんのサイトを参考にしました。下の方にビデオがあるので、何回か見た後、道具と帯を窓の側のテーブルの上に並べ、換気のために窓を開けて、シャドーボクシングじゃないけど、頭の中で手順を復唱しながら、ふりつきで一回練習。

で、覚悟を決めてやってみた!

<染み抜き前の献上博多織名古屋帯>

染み抜き前の献上博多織名古屋帯
染み抜き後の献上博多織名古屋帯
<染み抜き後の献上博多織名古屋帯>

博多名古屋帯と大島紬とれたじゃん。奇跡的!手品のよう。見事にきれいに取れちゃった。

もしかして、布で拭けばとれたレベルの軽い汚れだったとか(笑)

手順は、染み・汚れのある場所だけじゃなく、広範囲にベンジンを染みこませ、ブラシ(私は歯ブラシを使用)で染み部分を目に添ってこすって、汚れを浮かして、またそれをベンジンで拭き取ってるんだか、目で見てわからないように散らしてるんだかわかんないけど、とにかくまたこすって、さっさと外側からドライヤーの送風で乾かす。

ベンジン類は、水と違って揮発成分ですぐに蒸発しやすいから、水性の染み抜きよりは素人でもやりやすいらしい。

めでたしめでたしということで、クリスマス前、友だちとディナーに行った時に、この博多帯、締めていきました♡

当然のことですが、やるのでしたら、色落ちしないかとか事前にチェックの上、自己責任でよろしく。そして、どこの悉皆屋さんのデモンストレーションを見ても、皆さん、素手で触られていますが、ベンジンやナフサ、リグロインにしても、直接触らないよう、ゴム手袋した方がいいと思います。

以下の写真はおまけ☆今回、マクロレンズを使って帯のクローズアップ写真を撮ったら、糸一本一本まで見えて、織り組織がすごいきれいだったので、それも載せちゃう。わーすごーい。糸がいっぱーいと感動しました。絹って、ホントに綺麗ですね。

献上博多織名古屋帯組織拡大写真

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