ロックフェラーセンターのツリーの点灯式が終わって、すっかりニューヨークはクリスマス色一色だ。サンクスギビングが終わった時点でそんな感じではあるけど、やっぱり点灯式が正式なホリデーシーズンのキックオフ。街を歩くと理屈抜きでウキウキする。イルミネーションでどこもかしこもきらきらしていて、寒い夜でも、なんだかあったかい。
どこのお店のショーウィンドウも、一年で一番気合いが入っているので、ウィンドウショッピングも楽しい。五番街を挟んでロックフェラーセンターの向かいにあるサックス・フィフス・アベニューというデパートは、特に毎年いろいろ素敵なことをやってくれるので期待度も高いってものだが、今年もやってくれた。
壁に大小さまざまな形の雪の結晶がちりばめられていて、音楽に合わせて白やブルーに色を変えたりついたり消えたりする。すっごいかわいい。写真撮ったり、ビデオにおさめたりしている人も多かった。みんな立ち止まってニコニコしながら見上げてた。世界中から集まっているこんなに沢山の人たちが、みんなハッピーな気分になっているのだから、サックス・フィフス・アベニュー、偉い!
911の後、しばらくの間は、ニューヨークでも街中United We Stand "団結しよう" 的メッセージのものが多かったけど、クリスマスの頃には平和を訴えるものに変わっていった。今年もその傾向が残っているように思う。今年のサックスのテントは、JOY, BELIEVE, HOPE, PEACE, LOVE, GLORY の言葉と雪の結晶。イラクの状況とか考えると、こんなに希望に溢れる言葉には胸がつまってしまう。いつかなんとか世界が平和になりますように。