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パーティーの友、チキン・レバー・パテ

2005年2月18日

パーティーの友、チキンリバー・パテ

チキンレバー・パテ

アメリカに住んでいるとホームパーティーを開いたり、招かれたりすることが多い。簡単なパーティー・メニューとしては、ワインにチーズとクラッカー、ポテトチップス、トルティーヤチップス、サルサ、グレープあたりが定番だけど、ここにちょこっと手間をかけて手作りのパテを加えると、ぐぐっとグレードアップした感じになる。


高級グルメでいくならフォアグラのパテってなるんだろうけど、身近で安い材料で作れてしまう鶏のレバーのパテもなかなかいける。チキンリバー・パテ(英語読みだと、肝臓=liver リバーなので、chicken liver pateです)は、ワイン好きの人に好まれる一品。うちの同居人の大好物。私も大好き。

今回は玉ねぎで作ったけど、シャロットがあればその方がエレガントなお味に。リンゴの代わりに洋梨でもおいしいと思います。写真にはパテだけだともたないので、パンを切ったのをアレンジしましたが、昨日のパーティーでは、バゲットを5ミリくらいの薄切りにしたのをオーブンでかりっと焼いて持って行きました。そうすると、クロスティーニと呼べて、またお洒落度があがります。パンはトーストしたものの方がパテとは合うと思います。もちろん、クラッカーとの相性はばっちりです。

フードプロセッサー(ミキサーでも多分できると思います)さえあれば簡単にできるし、安上がりなのに、なぜか高級感がある(と思うのは私だけ?)ので、ワインを飲むぞという時や、ホームパーティー、お誕生会、イベント時にはお試し下さい。

昨日のブログに登場したカラメライズド・オニオンという要はひたすら炒め続けた玉ねぎがまたこのパテと合うのでレシピ、のせておきます。あー、写真がないよ。

チキンリバー・パテ

<材料>
玉ねぎ : 中1個(微塵切り)
バター : 1スティック
リンゴ(ゴールデン・デリシャス) : 小さめ1個
鶏のレバー : 400 g
生クリーム : 50 cc
塩・コショウ : 少々
コニャック、ブランデー、ウィスキー等 : 大さじ2

<準備>

・リンゴは皮を剥き、フードプロセッサーかミキサーですり下ろす。レバーは筋を取り除いて半分に切る。
・バターは炒めるのに使う大さじ2以外は冷蔵庫で冷やしておく。


<作り方>

  1. フライパンを中火で温め、バター大さじ1を溶かし、玉ねぎを炒める。
  2. しんなりして透明になってきたらリンゴのすりおろしを加えて更に炒める。
  3. 中身をフードプロセッサーに移す。
  4. フライパンにバターを足し、次にレバーを強火で炒め、塩・コショウする。
  5. コニャックを加え、火を通す。レバーもフードプロセッサーに移す。
  6. フードプロセッサーでミックスしながら、生クリームを加えてピューレ状にする。
  7. さらに残りのバターを大さじ1ずつ加え、かたさ調節。(少し柔らかめでも冷やすと固くなります)
  8. 必要であれば塩・コショウで味を調える。
  9. 器に入れ、ラップをして冷蔵庫で半日以上寝かせればできあがり。

カラメライズド・オニオン

<材料>
玉ねぎ : 中3個(千切り)
エクストラバージン・オリーブオイル : 大さじ1
カルダモン、クミン、クローブの粉 : 全部で小さじ1
塩・コショウ : 少々
ゴールデンレーズン(黄色い干しぶどう) : カップ1/3
ニンニク : 2片
コニャック、ブランデー、ウィスキー等 : 大さじ2
スープストックか赤ワイン(なければ水) : カップ1くらい
<作り方>

  1. フライパンを中火で温め、油を敷き、玉ねぎを炒める。
  2. ひたすら炒める。
  3. フライパンが茶色くなってきたら、スープストックか赤ワインで底をこそげとりながら、玉ねぎを焦がさないように炒め続ける。
  4. 残りの材料を順次加え、玉ねぎが茶色くなって半分くらいの量になるまで炒める。1時間くらいはじっくりと。
  5. 必要であれば塩・コショウで味を調えてできあがり。

レーズンはなくても可。お酒もスープストックとかもなくても可。肝はひたすらじっくり玉ねぎを炒めること。玉ねぎはできるだけ薄く切った方が早く仕上がるし、口当たりもいいです。200度のオーブンにほうりこんで、放置。時々混ぜるという作り方もできます。

 

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