昨夜、アメリカはサンクスギビングデー。普段は一体それは何料理なんだ?!という即興適当料理ばかりな私ですが、極めてオーソドックス、クラシックなターキー丸焼きディナーを作りました。
サンクスギビングデー・ディナーのためのオーガニック食材セット、スモールボックス、10~12パウンドのターキーが来るはずが、13.8パウンド(6.25キロ!)のが届いた。芋類もニンジンもスタッフィングも余ってるし、99ドルって、超お得だったのでは。
では、写真手前から順にメニューをご紹介。椎茸のピラフ。セロリとオニオン、ワイルドライスと赤米とかロンググレイン・ブラウンライス(細長い種類の玄米)のミックス、ガーリックをエクストラバージン・オリーブオイルで炒めて、細切り干し椎茸とその戻し汁で炊飯器で炊いて、軽くローストしたカシューナッツ、輪切りにした種なしブラックオリーブ、ブラックカラントを混ぜたもの。
楕円のオーブン皿(というか、ル・クルーゼの重~い鋳物のオーブン焼き用の鍋)は、スタッフィング。スタッフィングは、詰めものという意味もあるし、こんな料理もさすし、材料のクルトンのことも指すので、ちょっとややこしい。
いろんなレシピがあるけど、ダーリンの「トラディショナルなスタイルにして」というリクエストがあったので、イタリアン・スウィート・ソーセージをほぐしたもの(Whole Foods Market で売ってた)と玉ねぎ、セロリ、ガーリックと一緒に炒め、セージ、パセリ、スタッフィング(クルトン)を混ぜて、常備しているベジタブル・スープストックでターキーの首を煮て作ったターキー・ストックでふやかしたものをオーブンで焼いた。
ターキーって、丸焼き用を買うと、おなかの部分に、内臓(砂肝、リバー、心臓)と首の袋入りがついてくるので、これらを使ってスープストックや、グレービーソースを作るのであります。どこの国でも、伝統的な料理っていうのは、捨てるところがなくて素晴らしいなぁと思う。
サラダは、ごくごくシンプルなミックスグリーンサラダ。エクストラバージン・オリーブオイルは少なく、レモンとホワイトワイン・ヴィネガーを多目にしてさっぱりと。
ターキーは、塩水に漬けた後、タオルで水気をとって、バターを全体にrub rub(手でモミモミして塗りつける)して、ドライセージ、パプリカ、塩、胡椒を塗って、おなかのところにスタッフィングを詰め、最初の30分は220度のオーブンで焼いて焦げ目をつけ、その後、アルミホイルをかぶせて、165度まで落として、ポートワイン、ブランデー、オレンジジュース、ターキーストックを混ぜたものを、30分おきに丸焼き用の大きなスポイトでかけて、かれこれ4時間半焼きあげた。
ターキーの周りに並べてあるのは、一緒にローストされたジャガイモ、ターニップ(西洋カブ)、オニオン。ターキーから流れ落ちた汁と一緒に焼かれているので、味が染みていて、超おいしい♪
ターキーの後ろにあるのは左の写真の3品。ターキーの周りに並べたロースト野菜とは別にビーツとニンジン、オニオンをエクストラバージン・オリーブオイル、ガーリック、塩、胡椒、ローズマリーでマリネしたものをオーブンで焼きつつ、途中、ちょっとアップルサイダーをまわしがけしたりして、火がしっかり通った後、ローストしたクルミを混ぜた。オニオンは細切りにしたので、仕上がりが焦げ気味で、パリっとして美味しかった。
後ろ左の赤いのは、クランベリーのソース。生のクランベリーを鍋に入れて、オレンジの皮の細切り、アップルサイダーと黒砂糖で煮るだけ。ペクチンいっぱいなので、10分も煮ればとろ~りとする。すごいきれいな赤。右はグレービーソース。玉ねぎ、セロリ、ターキーの首の肉、内臓をバターで炒めて、小麦粉入れて混ぜ混ぜして、ターキーストックを加えて、とろみがでるまで煮て、ターキーができあがったら焼き汁を加えてさらに煮たもの。
本当は、パンプキンペーストとチョコレートケーキを使ったデザートまで作るはずだったんだけど、もう、おなかいっぱいだったので、チョコレートケーキを一部つまんでおしまい(笑)
デザートは、明日仕上げてまた写真アップする予定なので、お楽しみに♪