お花を月に一回(くらいのペースで)、階下の大家さん奥様から習い始めた。昨日で二回目。旬の花、アイリスとタイガーリリー。お稽古終わって持って帰ってきて、活ける鉢も違うし、何につけ同じことを2回できない質なもので、またぱちんぱちんと切って、活け直したもの。ダイニングの食器入れてる背の低い家具の上、これからはよっちゃん独占スペース。写真には写ってないけど、壁には油絵。まぁ、ミニマリズムな抽象絵画で、色も白っぽい色~焦げ茶でおとなしいので、これはこのまま。掛け軸のような気分でよろしく。
どうも私が活けると、侘び寂び方面の叙情がゼロ。とっても元気溌剌な感じになるんですけど、花が洋花なせいもあるよね??(笑)特に、昨日活け終わったらもう暗かったから、一晩明けて今朝写真を撮ったので、花も全開で、それが益々顕著に。でも、お花があって、部屋が明るくなって、活ける前に花を見ている時間から枯れちゃうまで、毎日見るのが楽しいから、大々満足です^^
鉢は、果物入れとして、昔、里帰りしたときに母からもらってきたもの。持って帰ってくるの、重かったけど、その努力が今、花開く。花器として創られたものじゃないし、微妙に底が真っ平らじゃなくて、活けてる間、ちょっと剣山がするする動いてやりにくかったけど、他にふさわしい器もないので上等、上等。
花菖蒲(ハナショウブ)、杜若(カキツバタ)、菖蒲(ショウブ)、菖蒲(アヤメ)の区別がややこしくて、覚えられない。前にも調べたことがあるんだけど、覚えてなくて、今回、またぐぐったので、まとめメモ。
まず、ショウブはサトイモ科ショウブ属でガマみたいで花は根元近くに咲くけど、ほとんど目立たないもので、花びら華やかな他の3つとは似ても似つかないものなので、混同することはないものとしてまず除外。それ以外はアヤメ科アヤメ属。つまりはアイリスの仲間。
ハナショウブ、カキツバタ、アヤメの見分け方のまとめメモ。これらは英語ではひっくるめて Japanese Iris らしい。
ハナショウブ | カキツバタ | アヤメ | |
学名 | Iris ensata var. ensata (ノハナショウブ I. ensata var. spontaneaの園芸品種) |
Iris laevigata | Iris sanguinea |
花の色 | 赤紫、紫など園芸品種として色々 | 青、紫、白など | 紫、稀に白 |
花弁に編目模様 | なし | なし | あり |
花弁の元に黄色い目型模様 | あり | なし | なし |
葉脈 artery | 太くてはっきり。主脈が表に1本、裏に2本突出 | 薄い | 薄く、はっきりしない。葉はハナショウブよりも細い。 |
自生地 | 湿地 | 湿地、水辺、水の中(湿原) | 草原 |
咲く時期 | 6月初め~下旬 | 5月半ば~下旬 | 5月初め~6月半ば |
というわけで、このアイリスは、あえて言うならハナショウブの仲間になるのかなぁ。黄色い目があるもんね。こっちのお花屋さんのアイリスには、黄色い目がないのは見た覚えがないんだけど、これからは、注意して編目と黄色の目、チェックしようっと。
活ける前に、タイガーリリーの花が落ちちゃったのも、ちゃんと持って帰ってきて、鉢に浮かべました。藍色の柄の鉢なので、なんとなく、シンク♪