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クリスマスツリーの末路

2005年1月10日

バイバイXmas
日本ではきっともうお正月気分もとっくに終わって、街ではバレンタイン用のウィンドウ・ディスプレイになっていたりするだろうな。わかんないけど、絶対クリスマスツリーはないよね?(笑)

ニューヨークでは、(他のアメリカの地域もそうだと思うけど)まだクリスマスツリーとか、リースとか飾っているご家庭がざらにあります。一応昨日と今日の週末が、クリスマスツリーをリサイクルする日だったので、私たちも処分してきました。ま、クリスマスが終わった途端に勝手に捨てちゃう人もいるんだけどね。

うちの前の舗道にゴミ扱いでぼろんと捨ててもいいし、そういう人々は多いのだけど、the new york city compost project (www.nyccompost.org) というのがあって、所定の場所に持って行くと、クリスマスツリーをcompost、つまり堆肥にしてくれるので、持って行ってきた。


枝
ブルックリンでは4箇所。うちから一番近いのはプロスペクトパークだった。20分くらいテクテクテクテク歩いて行ってきました。ウェブサイトの情報によると、ここはdrop-off、引き取ってもらうだけじゃなくて、chipper、つまりツリーをその場で機械で粉々にしてくれるはずだったんだけど、途中でNew York City Department of Parks & Recreation (日本語だと何?公園管理をしてる部署なんだけど・・・)のトラックに会ってしまい、引き取られてしまった。

私はチップになったものの一部をもらって、しつこく木の香りを楽しみ尽くしてからハーブの植わっている土に埋めようと思っていたのに。残念。チップになるところも見届けたかった。

斯くして、トラックに積んだ後、同居人がもぎ取った枝1つを残して、私たちが the prettiest xmas tree in the world と呼んでいた我が家のクリスマスツリーはニューヨーク市のどこかで堆肥となって、新しい命を育むことになりました。輪廻転生。

ツリーを2人で持って、公園の中を歩いていると、自転車の人とか走っている人とかの目が温かかった。ロードレース用の自転車に乗って「マルチ!マルチ!マルチ!マルチ!」と叫びながら通り過ぎていった人もいた。mulch は、藁や落ち葉とか、木の根元を覆うものらしい。

久しぶりにブログ。あー、たいへんな1ヶ月だった。去年11月から仕事が重なってずっと超忙しかったのだ。フリーランサーは辛い。まだ暇ってわけじゃないけど。これからはまたちまちまと更新するので、よろしく。


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