スローライフ 犬、猫、鳥、リス等

ニューヨークのリス

2005年1月14日

リス
ニューヨークにはリスがいる。セントラルパークとか、大きな公園だけじゃなくて、結構普通にその辺にいる。旅行で初めて来た時、ユニオンスクエアかどこか、街のど真ん中の公園でベンチに座っていたら、リスが寄ってきたのでびっくりしたのを覚えている。

野生動物というより、ほとんど鳩みたいな感じ。

かわいいと思うでしょう?私も最初はかわいいと思っていたんだけど、ある事件を境に彼らを見る目が変わった。


セントラルパークで、私は小川の近くに立っていて、そのリスは、向こう岸からこちらへ向かって伸びた枝の上に止まっていた。なんとなく目が合い、お互いしばらく見つめ合っていたら、そのリス、つるっと足を滑らせて、下の小川に落ちた。ちゃぽんって。

私は「あ!」って叫んだ。幸いリスは無事。ものすごくあせった様子で犬かきして、向こう岸に辿り着き、元の木の幹をかけのぼって去っていったんだけど、その濡れネズミになった姿が、本当に濡れたドブネズミみたいだったのだ。

リスって、尻尾がふさふさしてるから可愛く見えるだけで、その尻尾、濡れるとただの細い尻尾で、色は元からドブネズミみたいなので、本当にドブネズミそっくりになるのだと、その時、初めて知った。

マンハッタンに住んでると、日本じゃ信じられないできごとがおきる。アパートにネズミ(これは小さいやつだけど)が出るのである。古いアパートだと、まず間違いなく出る。そして、地下鉄の駅や外のゴミ箱の周りを rat と呼ばれるでかいネズミが走っているのに出くわす。おぞましい光景である。これだけは何とかしてもらいたい。

というわけで、私はリスがかわいいと思わなくなった。

・・・でも、また最近、気が変わっちゃった。なのでブログのタイトル写真に使ったりなんかして。

ブルックリンに引っ越して、ネズミを見なくてすむ暮らしになった。この周辺は、1階に庭のあるような一戸建ちの家やタウンハウスばかりで、リスも多い。木や草が生えているところで見るリスはとてもかわいい。

棒付きキャンディーをくわえてるリスとか、雨の日、尻尾を傘がわりにして座ってるリスも見たことがある。やることがかわいい。そして、もっとかわいいのが、シマリス。プロスペクトパークで何回か見かけた。ちなみに英語でリスは squirrell (スクァエルという発音に近い)で、シマリスはchipmunk (チップマンク)。愛称 chippie (チッピー)。

ニューヨークは都会だけど、身近に自然があっていい。今年は鳥の名前を覚えたいなと思っているところ。

人気の記事

-スローライフ, 犬、猫、鳥、リス等

© 2025 ニューヨーク・スローライフ