月曜に、アッパーウェストの『カフェ・ラロ』に行ってきた。ここは、映画『ユー・ガット・メール You've got mail』(1998) で、メル友だったメグ・ライアンとトム・ハンクスが初めて実際に会ったカフェ。これって、もう、6年も前の映画なのね。時がたつのは早いものだなぁ。
別に私はこの映画の特別なファンでもなければ、主演した2人のファンというわけでもないんだけど、映画以来、日本のニューヨーク・ガイドブックによく載っているのに、行ったことがなかったので、一度くらい行ってみたいものだとずっと思っていたのだ。やっと実現できて達成感いっぱい。ニューヨークって、何年住んでいても、こういう名所が次々生まれるので、いつまでも観光旅行気分が味わえていい。
行ってみてわかったけど、結構メニューのバリエーションが豊富で、サンドイッチも、デザートのケーキやタルト類もコーヒーなどのドリンク類も充実。ニューヨークのカフェで、こんなに食事とデザートの種類がたくさんあるのは珍しいと思う。ただの観光名所だろうくらいに軽く見てたので、びっくり感心した。ただロケ地になったから人気が出たっていうわけじゃなくて、ここは昔から地元の人に人気があったカフェなんだろう。
お店は、朝は8時 (土・日は9時)から夜中の2時 (金・土は4時)まで開いていて、なんとブランチが毎日夕方4時まで食べられる。
ブランチは、全部で15種類もあるし、他に“インターナショナル・ブランチ”シリーズは、クロワッサン、カフェオレか紅茶、フルーツのジャムの“パリジャンの朝食”に始まって、ベルギー・ワッフル・セット、ウィーン、スイス、アイルランド、ギリシャ、英国、オランダ、カリブ、イタリア、ユダヤ、ニューヨークと、世界中の朝食セットが食べられる。 (ブランチというカテゴリーでくくりつつ、各項目がbreakfastになっているのは何故なのでしょうか)
こんなお店うちの近所にもあればなぁ。毎週通って、ブランチ世界旅行って楽しそうよねー。
私が食べた↑は、ポータベローマッシュルームのサンドイッチ ($9.50)。トリュフ・オイルがかかっていたりして、ちょっとグルメっぽかったので注文してみた。パンがなかなか美味しかった。サンドイッチは、パンの味が命。具より大事なポイントとさえ思う。
これ、2種類のパンが使ってあった。小ぶりのチアバータ ciabatta (イタリアの粉ふいたコッペパンみたいなパン。イタリア語で「スリッパ」の意)を半分に切って、台にして、具をのせて、それぞれにセサミをまぶしたクラストのパンの薄切りでサンド。
チアバータでもなんでも、ごろんとしたパンって、おいしいけど、サンドイッチにすると、パンのボリュームが多すぎて、具の味が薄まる気がするから、これ、いいアイデアだと思う。そのうち自分でもやってみよう。
えー、写真でキュウリみたいなのが、顔を覗かせていますが、これは、ズッキーニのスライスです。日本だと、ローストしたり、炒めたりしたのしか馴染みがないかもしれないけど、これがまた、生でも結構いけるのです。
飲み物は、ラズベリー・レモネードを注文しようとしたら、ないと言われたので、聞いたことのない野イチゴのソーダにした。デザートは、アマレット・ティラミス。ちょっと私には甘かった。普通のティラミスの方がよかったかも。なんせチョイスが多いので、近所に行く度、立ち寄ってみたい。
マッチ箱やコーヒー・紅茶用にテーブルに置いてあるお砂糖がかわいいので、お土産にもらってきました。↓
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Cafe Lalo
201 W 83rd St
New York, NY 10024
212-496-6031
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* カードは使えません。
右のようないい味出してるレジがあるので(?)、現金のみ
それにしても、やっぱり、気分はクリスマス。1月10日時点で、しっかりクリスマスリースのお飾りと、イルミネーションと、かわいいオーナメントが、何の疑問を持つこともなく堂々と飾られていたよ。