週末は、土・日ともプロスペクトパークに行った。二日とも快晴だったし、暖かかったので大袈裟な格好をしなくてでかけられてウキウキした。のんびりできたが、何時間も歩いたので疲れた。今夜はぐっすり眠れそう。
それにしても、写真を見てください。広いでっすねー!526エイカー (=213万平方メートル) あるって言われてもピンとこないけど、皇居の1.85倍にあたります。
セントラルパークを手掛けたFrederick Law Olmsted と Calvert Vaux が1860年代に設計したのだが、元々あった自然を活かすことがコンセプトで、なるほどその通りの結果なのだが、24万2800平方メートルもある湖は、掘って作ったものなんだそうだ。造園のスケールが違いますね・・・。
公園の中に動物園、スケートリンク、湖、ボートハウス、野外コンサートのスペースがあったりという部分は両公園に一致するところだけど、プロスペクトパークの方がより野性的。ランニングやサイクリング、ローラーブレードをする人が走っている舗装道路もあるけど、全体に、公園っていうよりは、平原と森って感じ。ハイキングできちゃいます。
この公園の南西端まで、うちから徒歩10分。長年住み続けたお気に入りマンハッタンのアパートを出るに当たって、キッチンが広いのと、公園が近いのは大きなポイントだったので、希望がって叶ってすごく満足。公園には、230種類の鳥がいるんだそうだ。
何を隠そう、私は小学校5~6年の時、バードウォッチングが趣味という渋い子供だったので、鳥が近くで音をたてようものなら、立ち止まって耳を澄まし、何者か探らないではいられなくなる。日本語名ならわかる鳥もいるが、お初の鳥もたくさんいる。名前が知りたい!!と思っていた時にちょうど、毎週土曜日にビギナー向け無料バードウォッチング・ツアーあるのを知った。バードウォッチングは、早朝に行われるものと思っていたが、さすがニューヨーク、集合がお昼!これなら早起き苦手な私でも行けそう。これは参加するしかない!というわけで行ってきた。
上左の写真がそのツアーを主催している Audubon Center オードゥボン・センター。オードゥボンは、野生動物や植物の図鑑でも知られる鳥に重きを置いた自然保護団体。右の写真は、カフェやお土産ショップもある1階。2階は、子供向けに野生動物や自然と関連した教育的イベントのスペースとなっている。
まぁ、まだ雪も残ってるし、溶けたところはぬかるみだしで、参加者3人だった。ボランティアでガイドをしているミッシェルという女性が、双眼鏡の使い方、鳥の見つけ方、プロスペクトパークで見られる鳥の名などのプチ講義をしてくれて、その後はみんなで1時間半歩き回ってフィールドワーク。American Robin (コマツグミ)の雄と雌、Downy Woodpecker コゲラの雌、Cardinal カージナル/ショウジョウコウカンチョウの雄と雌、Blue Jay (アオカケス) 、Black-capped Chickadee (シジュウカラ) を見た。
これらは簡単に見つかる鳥なんだけど、名前が覚えられたのでうれしい。
なんせ、90mmのマクロレンズが私が持ってる一番長いレンズなので、でっかくて近くに来てくれる水鳥類しか撮影不可能。上の写真は、Canada Goose (カナダガン)。オリジナルの写真だと羽毛がそれっぽく写ってるので、ブログでもできるだけそれが見せたくて、バカでかく載せてしまいました。湖は氷が張っていたけど、表面は溶けてきていたので、みんな慎重に歩いていたよ。ちなみにハクチョウもいた。掃きだめに鶴って感じだった(笑)
リスはおまけ。左側の2枚は同じリス。これはさぞかしホクホクした気分でいっぱいだっただろうなぁ。右上のリスは手がかわいくない?そして、立ちポーズになると短足なのもかわいい。右下のは、すごいカメラ目線だよね。鼻がぴくぴくしていたよ。
あー、いい週末だった。
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