日本に里帰りした時に、姉が本をたくさんくれました。そのうちの一冊『ちゃんと育つよ。ベランダ・ミニ菜園』。タイトル見ただけで飛びついちゃったよ。帯部分には「なんとキャベツやジャガイモまで実るんです」というとどめのコピー。本を開いたら、「そう、そう!こういう情報なのよ、私が必要だったのはー!」で、一気に読んじゃいました。
文庫本なんだけど、カラー写真いっぱいだし、元時計のデザイナーだった著者のたなかやすこさんのイラストもかわいいし、育て方の情報が役にたっただけじゃなくて、ベランダでの栽培ならではのエッセイ部分が、読んでて楽しかった。
うち、ベランダがなくて窓際ガーデンなので、もうひとつ小規模なんだけど、すごくやる気が沸いてきたよ。春だし!
去年、ここに引っ越してきて初めて植木鉢やら土やら買って(運んだのは同居人。ごくろうさま♪)何かと自分で植えてみたんだけど、失敗ばっかりだったのよね。まず、種を買って、袋に入ってる種を全部蒔いたら、当然だけどいっぱい芽が出てきて、間引くのがしのびなくてほったらかしにしてたものだから、育ちが悪かったとか、朝起きてカーテン開けるのが遅くて床に置いてた鉢に日が当たってなかったとか、ガーデニングの知識以前のお話も多いんだけどね・・・。
この本には、農薬や化学肥料を使わないで、プランターで野菜を育てるノウハウがいっぱい。例えば、コンパニオン・プランツってご存じでした?
p.110「コンパニオンプランツを知ると、あなたの上級ガーデナー」
トマトやナスなどを育てるとき、私は、
化学肥料や農薬を施す代わりに、
根元付近に、バジルやパセリ、
ニラを植えます。それらの植物は、
生長を助け、病害虫を予防する働きを
してくれるから。このように、ひとつの場で
共存して助け合うコンパニオンプランツ、
上手に利用して野菜を元気に育てましょう!
感動。おお~。そうなんだぁ。育てましょう、育てましょう!手間なしエコロジーライフが大好きな私にぴったりの農法だわ。それにしても、バジルとトマトとナスが、育ってる時点で助け合ってるなんて。生涯を供にする伴侶だったのね。おいしいはずだ!もう、縁というか、運命というか、感慨深いなぁ。自然はすごい。それに気付いた昔の人もエライ。
今月末にはいろんなことが落ち着いてる予定なので、そしたら、2005年度、窓際ガーデン開きをしようと思います。去年は、植えたものの、ほとんど使わなかったハーブもあるので、今年はもうちょっと考えて選んで、絶対に使いこなせるハーブ、いろんなグリーンがミックスされたベビーリーフ(この本によると簡単らしい)、ルッコラ(これも同様に簡単、そして私の好物!)を植えよっと。
本と一緒に写っているのは、去年、種を植えたものの、ずっとしょぼしょぼだったローズマリー。私が日本に帰っている間にすくすく育ったもので、帰ってきて私が驚いた時、同居人はすごい自慢げでしたとさ。