雑記

英語通読のコツ

2005年6月16日

カヌレ型、押し花のコースター、エスプレッソなI love NYマグカップ

一昨日、英語の本を読むコツを聞かれたので、私なりの答えを書きます。中学で習う基礎文法と、ある程度のボキャブラリーがあるのが前提だけど。文法はおさらいしてください。これはスポーツにおけるルールにあたる部分なので、試合開始前に覚えてる必要があります。ボキャは読書で増やすしかありません。

(ところで、写真は本文と関係ありません)


ある程度のボキャが身に付くと、辞書しょっちゅうひかなくても、文脈から知らない単語も意味は想像できるんで、飛ばして読んでも大意はわかるし、気が向いて辞書をひいた時に「あ、やっぱり」ってことになり、すぐ身に付く→おもしろいのでもっと読む→ボキャぐんぐん!という好循環になるので、「ある程度のボキャ」までは地味にコツコツがんばるしかないと思う。

英語をすらすら読める力は、聴いてすらすらわかる力と共通している部分がある。もちろん、リスニングは、一つ一つの発音を知らないといけないし、速さにも慣れる必要はあるけど、英語を日本語に翻訳する習慣から脱けないといけないという点は同じなのだ。英語を理解すること=翻訳できることじゃないのです。翻訳は、また別の努力や才能が必要だと思う。

例えば、Mirepoix is a mixture of diced carrots, onions, celery and herbs sauteed in butter.という英文があった時、これを私が日本で中学や高校の英語の授業で習ったやり方だと、「ミルポワは、バターで炒めた角切りのニンジン、玉ねぎ、セロリとハーブが混ぜられたもの」と訳して理解する。

つまり、1.まず全文を読む。2.もう一回、ミルポワから始まって、文末のバターに行き、of以下の羅列された素材を目で追い、ミクスチャーに戻ってくるーという行ったり来たりの思考過程をたどっている。一文が長い英語になると目が回ってお手上げだろうし、人と喋ってる時に、その人が言ったことを頭の中で行ったり来たりしていたら、最初の一文をやっと理解した時には、話はどんどん展開していて、終わってるかもしれない。ついていけない。

英語をすらすら読んだり聴いたりしようとすれば、「ミルポワはミックス。(何の?)ダイスしたキャロット、オニオン、セロリ、ハーブのソテーされたやつ。(何で?)バターで」という思考過程でなければならない。

頭の中で、日本語としてきれいな文章に変換しないとわかった気にならないかもしれないけど、主語のあとにすぐ動詞が来て、あとからそれをいろんな単語や節が補足していく英語的理解の仕方に慣れるのが、すらすらわかる、聴ける、しゃべれるコツだと思います。

(何を?)(何で?)ってつっこみ入れながら、読む/聴くといいよ♪

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