遺伝子組み換え食物の数値データが古くなってたり、遺伝子組み換えでその後新たに市場に出回るものが増えたりしたので、内容を12/11/2017付けでアップデートの上、再掲載します。
「『Future of Food』~遺伝子組み換え食品に関するドキュメンタリー映画~」で、遺伝子操作された食品(以下GMOフード)が、実は私たちの知らない間に(知っている人も居ると思うけど、99年の調査では、アメリカ人の90%以上の人が既に市場にならんでいるといいう事実を知らなかった)出回っているということに触れた。今日は、一部内容が重複するけど、GMOフードを避ける方法について書きます。
遺伝子組み換えの野菜や果物は、その表示義務を勝ち取った州もあるけど、ほとんどの州では表示されないまま。安全だという説もあるけど、だったら表示して、遺伝子組み換えに賛成しない、食べたくない人が避けられるようにすればいいと思うんだけど、現実は現実。
現在、アメリカで出回っている問題解決にも尽力しないといけないと思うけど、「遺伝子組み換え(GMO)食品は買わない」というのは、ノーを言いたい人誰もができる反対運動。今後、USDAの承認を待っているGMOフード、目白押しなんだけど、現在既に消費者が食べる可能性があるのは以下の通り。
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アメリカで出回っている遺伝子組み換え食品
- シュガービーツ95%(砂糖の原料)
- 大豆94%
- 加工用、飼料用コーン92%
- キャノーラ(カナダ産98%)
- 綿94%
- スイートコーン
- パパイヤ
- サマースクアッシュ(ズッキーニ、イエロースクアッシュ)
- アルファルファ(飼料用)
- ホワイトラセット・ポテト
- リンゴ(2017年11月にアメリカで出荷 ソース:Bloomberg News)
許可済み。これから出てくる可能性のあるもの
- トマト
- 米
- フラックス/亜麻
- ラディキオ
- メロン
- サーモン
%の数値は2015年のもの
参照元:http://responsibletechnology.org/gmo-education/gmos-in-food/
上記の物ほど多くはないが流通
でもねー、一見ラベル読んだだけではコーンや大豆が起源とは想像つかないような名前に変わっちゃってるのもいっぱい。私は、加工品は添加物も過度の塩分もイヤなので、非常食くらいの位置づけで、そもそもなるべく買わないようにしています。シンプル簡単でいいから、素材から自分で料理!
ショッピングの度にそんなこと面倒という人は、アメリカならUSDAのCertified Organicか100%オーガニック、日本なら有機JASのものを買いましょう。オーガニックは遺伝子組み換え食品の使用は禁止なので。ただ、Organic という表示だけの場合は原料の95%、Made with Organic なら70%以上がオーガニック素材という意味で、残りはオーガニックじゃないので、何が入っているのかチェックの必要あり。
以下、2005年に
さて、こっからはアメリカ在住の人だけ情報。日本は加工品以外ではGE入ってないから食材を買ってる限りは大丈夫なはず。上の写真にも見えているように、果物や野菜には、(ないのもあるけど)シールが貼ってあって、PLU(Product Look Up)コードが表示されているんだけど、これ、オーガニックは9で始まる。オーガニックじゃない普通の食品=conventional food は、3か4で始まり、遺伝子組み換え作物は、8で始まる。
このページ innvista.com/health/foods/organics/labeling.htm (リンク切れ)によると、ハワイ産パパイヤのみが8始まりの可能性があるんだそうだ。なるほどね。私はPLUコードのことを知ってから、買い物の度にチェックしてるけど、今のところ8始まりって見たことなかった。パパイヤ買う時は、要注意ですね。
と書いたんですが、リンク先が記事なくなってるし、役立たずな情報だったので、PLU番号について補足します。
オーガニックが9で始まって、遺伝子組み換え食品が8で始まるのは確かです。ただ、8を使わないといけないという法的強制力がないので使われていません。そりゃそうだよね。遺伝子組み換えだったら買わないっていう消費者がほとんどなわけだから、義務じゃないのに自分から遺伝子組み換えってラベルを貼るバカはいない。
PLU番号番号からわかるのは、それがUSDA認定のオーガニックなのか、そうじゃないのかだけ。市場には遺伝子組み換えパパイヤやスクアッシュが3か4始まりのPLUコードで出回ってます。
【まとめ】
遺伝子組み換え食品を避けたければ、大豆、コーン、キャノーラオイル、コットン(綿実油とか)、パパイヤ、シュガービーツから作られた砂糖、サマースクアッシュ、ホワイト・ラセットポテトに関しては、オーガニック認定されているもの、NO GMO認定表示のあるものを選ぶ、ファーマーやお店の人に遺伝子組み換えなのかどうか確認しましょう。