中近東の名物料理に、フムス hummus というものがある。茹でたひよこ豆と、すり胡麻(タヒーニ tahini)、ガーリックをフードプロセッサーでががっとペースト状にして、塩・コショウ、チリペッパー、レモン果汁少々で調味したもの。今日のランチは、そのサラダと、ジュースした時のカスのニンジンで作ったプディング。
フムスは、クラッカーとかパンやチップス類に塗ってもいいし、ちょっと粗めに作ってサンドイッチの具にしてもいいし、パセリの微塵切りとクミンやコリアンダーあたりのスパイスを一杯入れて団子にして揚げるとそれはファラフェルという料理になり、ピタパン(ポケットブレッド)にレタスやトマト、玉ねぎと一緒に入れたものは、ファラフェル・サンドイッチとなる。ちょっと大雑把な解釈だけど。
全部うまうま~。全部大好き。
ブロッコリーに、エクストラバージン・オリーブオイルとアップルサイダー・ヴィネガーのドレッシングをからめ、ロメインレタスを入れてまた混ぜたものを鉢に入れ、大きめに作ったクルトンをぱらぱらっと、フムスをちょい小さめアイスクリームサーバーですくってボール状にして上にのせ、チリパウダーをふりかけてできあがり。
私はお料理に使う材料を選ぶ時、食感のバラエティっていうのを想像して決める。プディングの方はしっとり、クルトンはカリっと、ブロッコリーはむしゃむしゃ、ロメインレタスはしゃりっと、フムスはねっとり。なかなか大騒ぎな食感でおいしかった。
日本って、柔らかいものが多い気がするんだけど。「柔らかくて、口の中でとろける」って表現をテレビの料理番組見てると何度も何度も出てくるけど、おいしいのって、そんなのばっかりじゃないだろうと思うんだけどな。ベーグルとか、柔らかくしないでもらいたい。
里帰りしてしばらくすると、「うえーん、そろそろ噛みたーーい!」ってなるの。私って野獣みたい?噛むと元気が出てくる気がするんだけど・・・そんな健康法、聞いたことないよね(笑)