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残り物だけど豪華♪ローストビーフ・サンドイッチ with ホースラディッシュ・クリーム

2005年12月27日

ローストビーフ・サンドイッチ

イブのディナーの残りで作ったランチ。ホースラディッシュ(西洋わさび)&マスタード・クリームとローストビーフのサンドイッチと、マスタード・シードたっぷりのポテトサラダと、クリーミー・スイートコーン。ドリンクは、冷凍イチゴをミキサーにかけて、スペイン産ロゼのスパークリング・ワインをミックスしたカクテル。赤色つながりでクリスマス色。


サンクスギビングで残り物を食べ続けることに疲れ果てたので、クリスマス・イブもクリスマスも、シンプルに、あまり残らないように料理した。イブのお肉は、久々のビーフ、820グラムのTri-Tip トライティップ。2人分X3回で完食。

サンドイッチは、薄切りにして、ブランデーとバターで作ったカラメライズド・オニオンのソースと一緒に温め直したもの。

トライティップは、サーロインの一部で、三角の形の肉。トライアングル・ティップとも言い、一頭の牛から1キロくらいのが2本取れる。カリフォルニアではポピュラーだけど、その他の地域では珍しいんだそうだ。私も今回初めて食べた。適度な霜降り具合で、柔らかくてふうなかなか美味しかった。これはお気に入り殿堂入りに決定。お肉屋さんでは見かけないけど、FreshDirect.com で入手できます。

食って、文化よね。多分、ヨーロッパもだろうけど、アメリカにはお肉が部位によって細かく名前がついていて、レシピもそれぞれの部位によってすごいいっぱいある。日本であまり馴染みがなくて、私のお気に入りは、メキシコ料理の fajita ファヒータに使われるskirt スカート、横隔膜。こちらもちょっと霜降りなので、柔らかく、風味があって美味しい。

ところで、サンドイッチに刺さっている写真中央のコックさんは、ウェストビレッジのアンティークショップで買ったデッドストックの爪楊枝人形。お店の品揃え的に想像するに、50年代ものかなぁ。メイド・イン・ジャパンです。アメリカのコレクティブルって、結構日本のものがあって、また、それが私のDNAをくすぐるテイストでかわいい上、「あぁ、君も日本から来たのだね」と同士への友情のようなものが後押しして、ついつい買ってしまうのよね(笑)


●ホースラディッシュ(西洋わさび)&マスタード・クリーム


1.ホースラディッシュをフードプロセッサーで微塵切りにしたもの、マスタードシード、ホワイトワインビネガー、塩・胡椒を、ゆるめに泡立てた生クリームと混ぜてできあがり。

お肉の添え、サンドイッチのスプレッドに使えます。


●ロースト・ビーフとカラメライズド・オニオン・ソース


<ビーフ>

1.玉ねぎの薄切り、エクストラバージン・オリーブオイル、ガーリックの摺りおろし、塩・胡椒、ローズマリーの小枝を混ぜたマリネ液を入れた容器に肉の塊を入れ、中でもみもみマッサージ。冷蔵庫で丸一日寝かす。

2.フライパンにキャノーラオイルを敷き、煙が出ない程度の高温に熱し、肉の表面を2分ずつくらい焼いて焦げ目をつけた後、180度に熱したオーブンで肉の中央が55度(華氏130度)になったらできあがり。肉の厚みによるが、20分~30分くらい。

3.取りだしてから10分おいてから食卓へ。

<ソース>

1.フライパンを弱めの中火に熱し、マリネ液を玉ねぎごと入れ、玉ねぎが茶色くなるまで炒める。途中、液がなくなったら、スープストックを少しずつ足してはフライパンの底の茶色くねちっとした部分をこそげとる。隠し味に醤油少々入れる。

2.ブランデーとルー(溶かしバターと小麦粉を弱火で熱しながら混ぜたもの)を最後に入れてとろみをつけ、塩・胡椒で味を調えてできあがり。ルーがない場合は、小麦粉をブランデーでよーく溶き、火を一旦とめてから投入。まぜた後に、再び弱火で熱し、最後バターを入れて風味をつける。

バリエーション:ブランデー→味醂、赤ワイン、ルー→左記のアルコール、またはスープストック、水で溶かした葛

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