イブのディナーの残りで作ったランチ。ホースラディッシュ(西洋わさび)&マスタード・クリームとローストビーフのサンドイッチと、マスタード・シードたっぷりのポテトサラダと、クリーミー・スイートコーン。ドリンクは、冷凍イチゴをミキサーにかけて、スペイン産ロゼのスパークリング・ワインをミックスしたカクテル。赤色つながりでクリスマス色。
サンクスギビングで残り物を食べ続けることに疲れ果てたので、クリスマス・イブもクリスマスも、シンプルに、あまり残らないように料理した。イブのお肉は、久々のビーフ、820グラムのTri-Tip トライティップ。2人分X3回で完食。
サンドイッチは、薄切りにして、ブランデーとバターで作ったカラメライズド・オニオンのソースと一緒に温め直したもの。
トライティップは、サーロインの一部で、三角の形の肉。トライアングル・ティップとも言い、一頭の牛から1キロくらいのが2本取れる。カリフォルニアではポピュラーだけど、その他の地域では珍しいんだそうだ。私も今回初めて食べた。適度な霜降り具合で、柔らかくてふうなかなか美味しかった。これはお気に入り殿堂入りに決定。お肉屋さんでは見かけないけど、FreshDirect.com で入手できます。
食って、文化よね。多分、ヨーロッパもだろうけど、アメリカにはお肉が部位によって細かく名前がついていて、レシピもそれぞれの部位によってすごいいっぱいある。日本であまり馴染みがなくて、私のお気に入りは、メキシコ料理の fajita ファヒータに使われるskirt スカート、横隔膜。こちらもちょっと霜降りなので、柔らかく、風味があって美味しい。
ところで、サンドイッチに刺さっている写真中央のコックさんは、ウェストビレッジのアンティークショップで買ったデッドストックの爪楊枝人形。お店の品揃え的に想像するに、50年代ものかなぁ。メイド・イン・ジャパンです。アメリカのコレクティブルって、結構日本のものがあって、また、それが私のDNAをくすぐるテイストでかわいい上、「あぁ、君も日本から来たのだね」と同士への友情のようなものが後押しして、ついつい買ってしまうのよね(笑)
●ホースラディッシュ(西洋わさび)&マスタード・クリーム 1.ホースラディッシュをフードプロセッサーで微塵切りにしたもの、マスタードシード、ホワイトワインビネガー、塩・胡椒を、ゆるめに泡立てた生クリームと混ぜてできあがり。 お肉の添え、サンドイッチのスプレッドに使えます。 ●ロースト・ビーフとカラメライズド・オニオン・ソース <ビーフ> 1.玉ねぎの薄切り、エクストラバージン・オリーブオイル、ガーリックの摺りおろし、塩・胡椒、ローズマリーの小枝を混ぜたマリネ液を入れた容器に肉の塊を入れ、中でもみもみマッサージ。冷蔵庫で丸一日寝かす。 2.フライパンにキャノーラオイルを敷き、煙が出ない程度の高温に熱し、肉の表面を2分ずつくらい焼いて焦げ目をつけた後、180度に熱したオーブンで肉の中央が55度(華氏130度)になったらできあがり。肉の厚みによるが、20分~30分くらい。 3.取りだしてから10分おいてから食卓へ。 <ソース> 2.ブランデーとルー(溶かしバターと小麦粉を弱火で熱しながら混ぜたもの)を最後に入れてとろみをつけ、塩・胡椒で味を調えてできあがり。ルーがない場合は、小麦粉をブランデーでよーく溶き、火を一旦とめてから投入。まぜた後に、再び弱火で熱し、最後バターを入れて風味をつける。 バリエーション:ブランデー→味醂、赤ワイン、ルー→左記のアルコール、またはスープストック、水で溶かした葛 |