新年の抱負で、「週に最低2品、レシピを読んで料理を作る」宣言をした第1品!のつもりだったんですが、やっぱり目分量+アレンジして作ってしまった(笑)なのでこれは数えません。いつものよっちゃんジャズ料理 with テンペーのベジタリアン・ディナー。
その他お皿にのってるのは、蒸しコラードグリーン collard green(濃いグリーンのキャベツの仲間の葉野菜)、バターナットスクアッシュ(ひょうたん型の甘いカボチャ)のオーブン焼きをスライスしたもの、forbidden rice (って言われてるけど、これは黒米よね?)と玄米餅米をジュース絞りかすのニンジンと自家製ベジタリアンスープストックで炊いたものに出汁を取った残りの昆布をめんつゆで煮たものの千切りを混ぜたもの。
ほぼヴィーガンなんだけど、出汁を取った残りのじゃこを焼いた物を添えたので、ペスカトリアン=魚オッケー・ベジタリアンだね。
ところで、日本語では「テンペー」じゃなくて「テンペー」みたいだけど、英語の綴りはtempehで、私はこの食材をアメリカで知ったので、テンペーの方がしっくりくるので、テンペーってことでよろしく。現地インドネシアではtempeだから、日本語の方が原語に近いのかなぁ。
作る前はレシピ通り実行するつもりだったので、一応、本は見ました。『Vegetarian Cooking For Everyone』という分厚いベジタリアンのレシピ本でテンペーをひいて、「Tempeh Strips in a Smoky Molasses Marinade」というのをチェック。
●材料
- テンペー
8~10 oz.(226~283 g) - ブロス:ガーリック2片+スライスしたオニオン2~3+ローリエ2枚+醤油1/4カップ
- 生姜の薄切り 4片
- クローブ 1個
- チポトルチリのピューレ 小さじ 1/4
- モラセス
大さじ2 - トマトペースト 小さじ 1 1/2
- ベジタブル・オイル 大さじ1
●作り方
テンペー以外の材料を鍋に入れて沸騰させ、そこに細切りにしたテンペーを入れ、フタをして15分ことこと煮て、最後はフタなしで5分ソースが蒸発してテンペーにからまるまで煮る。
なぜこれしきのことを書いてある通りにできないんでしょうね。生姜がなかったせいよ。しょうがないわ。そこでくじけて、あとは変更しまくり。トマトペーストはあったけど、これっぽっちのために大きな缶を開ける気がしなかったので、ケチャップで代用。チポトルのソースはあったんだけど、タバスコくらいぴりっとするけどタマリンドとレーズン入りなので甘味もあるどろっとしてウスターソースみたいなピカペッパ (pickapeppajamaica.com) っていうソースを使い、オイルはヘルシーな良い脂肪、エキストラバージン・ココナッツオイルに。で、ブロスはガーリックだけ採用して、アップル・ビネガー
、辛くないカレー系スパイスミックスとパプリカを入れてソース完成。
味見してから火にかける。あまり時間がなかったので、蒸発早くするのにフタしないで、鍋を時々まわしたり、中のテンペーをひっくり返したりして絶えずソースをからめつつコトコトと。
最後、なんか地味だなと思ったので、白ごまをた~っぷりとふって全体にからめてできあがり。
でも、読んで良かったのは、油を入れて煮ることで、炒めた感がちょっと出るっていう調理法を再発見したこと。そういうやり方があるのは知ってたけど、いつもマリネしてから炒めてばかりだったので、これでレパートリーが増えました。
レシピって、読むと、その通りに作らなくても役に立つね♪
よっちゃんの本棚:
『Vegetarian Cooking For Everyone』
by Deborah Madison
写真はほとんどなしで全742頁。ベジタリアンでいかに見栄えのいいメインディッシュを作るかっていうコツの伝授から、サンドイッチ、サラダ、カセロールとかの料理種類別レシピ、そして、材料別レシピがとにかくいっぱい。個々の食材説明+相性のいい食材紹介、基本的調理の仕方が充実しているので、読んで勉強になり、応用力もつく。本のタイトル通り、ベジタリアンじゃなくても、野菜を多く料理に取り入れるための参考書としてみんなの役に立つ本。ジュリア・チャイルドとピータービアードから賞を受賞。卵・乳製品あり。
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