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アイルランド伝統料理、シェパードパイ♪for セントパトリック・デー

2009年3月19日


シェパードパイ

昨日は、ニューヨークでは、緑の帽子とか四つ葉のクローバー(シャムロック)を身につけたり、顔を緑にペイントしたり、とにかく緑まみれになって、アイルランド人がビールを飲みまくり、それに便乗してただただ飲んべえが飲んだくれてもいい日、セントパトリック・デーだった。まぁ、元々はそういう意図のお祭りじゃなかったとは思うけど、表層的な部分だけ見てると、そんなイベントに思える。日本人がお花見といいつつ、花見「酒」に気持ちの重心がいきがちなのと似てる?(私のことかな)


うちのダンナリンは、イングランドとアイルランドのハーフなアメリカ人(で酒好き)なので、待ってましたとばかりに昨日はギネス。珍しくメニューにリクエストがあり、よっちゃん初めてシェパードパイを作りました。ハムかシェパードパイって言われたんだけど、ハムは高いし、自分で作るのも時間がかかるから却下(笑)

アイルランドの伝統料理で、ニューヨークに数あるアイリッシュ・バーの定番メニュー。もう、これが出たら絶対ギネス飲まないとしょーがないっていう料理に刷り込みされてます。本当は羊の挽肉で作ったのがシェパードパイ shepherd's pie =羊飼いのパイで、牛肉だとコテージ・パイ cottage pie って言うらしいけど、アメリカの場合は、多分、牛肉ミンチで作ることが多い。

オーブン料理で、上はマッシュポテトで、

シェパードパイの中身

下は玉ネギ、セロリ、ニンジン、挽肉を炒めて、スープストックでちょっと煮て小麦粉でとろみをつけたものというのが伝統的レシピのようです。普段適当に作る私ですが、行事料理の場合は、なるだけ伝統にのっとって作ろうと一応試みます。

アレンジした部分は(あ、やっぱりそのまま作ってないし!)、その定番の具にさらに、シイタケとスプラウトさせた緑豆を入れた。グリーンピース入りとか、マッシュルーム入りとか見たことあるし、野菜少しでも多い方がいいし。で、スープストックを減らしてギネスで煮て、葛粉でとろみを出した。味は、炒めた時のガーリック、塩・胡椒、そしてウスターソース少々。ウスターソースで塩辛いこくがちょっと出て、ギネスで甘い感じの味の深みが出るかなと。

料理にアルコールを使うのが好きです。当然、飲みながら作りました。故金子信雄さんの楽しい夕食が懐かしい。東ちづるさんとのかけあい、最高だったよね!(若い人、知らないよね!^^;)とにかく、セントパトリック・デーらしいディナーでした。いろんな点で。

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