先週末の金曜日、Chris Rael クリス・ラエル (chrisrael.com) のショー、『Araby アラビー』を観てきた。彼はダンナリンの10年来の友だちで、私もダンナリンもローワーイーストに住んでた頃のご近所さんで、Church of Betty ( myspace.com/churchofbetty)というバンドでコアなファンを持つ歌手・作曲家・ギタリスト・シタリスト(シター=インドの弦楽器)。ダンナリンが、彼のCDのジャケット・デザインと制作をずっとしてるつながりでもあるんだけど、料理学校に行ってたときのクラスメートが、チャーチ・オブ・ベティの大ファンだったので、よっちゃん、鼻高々(笑)
ニューヨークに住んでると、すごい人がすごいそばにいたりするもの。そういう人々のパフォーマンスやイベント、ギャラリーショーが観られるのは、アートを愛する人にとってはたまらないし、またアートを愛する人が多いという環境もうれしい。今の時代、情報や物はどこに住んでいても手に入るようになってきたけど、ライブだけはね、その場にいないと、なのよね。生はいいよ。いろいろあるニューヨークに住んでるラッキー&ハッピーのひとつだなと思う。
『Araby アラビー』は、文学に造詣のある人はすぐにぴぴんときたかもしれないけど、アイルランドの文豪、ジェイムズ・ジョイスの代表作、『Dubliners ダブリン市民』におさめられた短編15編の3つめのお話。これを下地に、クリスがストーリー、音楽、映像を作った現代オペラ&オーケストラ。
私は、ジェイムズ・ジョイスの作品を読んだことがないので、どこが原作に忠実でーとかわかってないんだけど^^;バイオリンなどの弦楽器たっぷりなライブミュージック付きで、メインの歌手3人の歌声がとにかく素晴らしかった。そして、個人的には、クリスの近年亡くなったお父さんへの思いが随所で重なり、そこから人間として、アーチストとして前に進む、創りだしていこうという、生への賛歌のような部分に感動した(涙)
今週水曜~日曜までやってます。是非観てください♪
Araby by Chris Rael Dixon Place Theater 161 Chrystie St., New York, NY 10002 (bet. Rivington and Delancey Sts.) 地下鉄:F,V-2 Ave、J,M,Z-Bowery、B,D-Grand St. チケット:$15 www.dixonplace.org 日時: 4/15(水)、16(木)、17(金)、18(土) 7:30 p.m. 4/19(日) 3:00 p.m. ←イラスト、デザインbyダンナリン♪ |