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CSAニューヨーク旬のお花シェア(&CSAとは)

2010年6月16日


ニューヨーク・フラワー・シェア

お誕生日プレゼントに何が欲しいと聞かれて、ダンナリンにリクエストしたのが、CSA Community Supported Agriculture コミュニティー・サポーテッド・アグリカルチャーのフラワーシェア。多分、CSA自体があまり知られていなくて、「あら、うちもやってるわ♪」って人はまずいないんではないかなー。というわけで、自慢気に鼻の穴を膨らませつつ、ご説明をば。


CSA、つまり、コミュニティがサポートする農業ってことになりますが、近郊の特定農家にお金を一括先払いして、収穫シーズンである6月から10月末までの間、毎週または隔週に決められた場所に取りに行く仕組みのことです。「農産物を買う」んではなく、農家に先行投資して、収穫物を分配してもらうので「シェア」なんですね。

あまり昔は考えたこともなかったけど、より安全で新鮮でおいしくてヘルシーでグルメな料理を追究すると、それは絶対はじめに食材ありきで、そうすると農業についてもいろいろ知ることになり、そうすると、たいへんなんですよ。農家って。農作業したことがないまましったかするけど。

だってね、安い輸入の材料を買って工場で数時間で大量生産、箱詰め出荷ってわけにはいかないわけで、田畑を耕し、種を植え、雑草抜いたり、肥料やったりして、天候に気をもみつつ丹精こめて育ててやっと収穫・出荷なわけでしょ。アグリビジネス系じゃなくて、オーガニックとか小規模家族経営系農業の場合は。

通常、農家がお金回収するのは、すごい労働量と時間が費やされたあとなので、シーズンのはじめにお金が入るというのは、農家にとってはとても助かるのね。「コミュニティがサポートする農業」だから、不作・豊作の被害も恩恵も農家と分かち合うことになるわけだけど、まぁ、市場に出てるものでも価格の変動はあるし、すごいリスクがあるってことでもないかなーと思います。

投資先はどこでも選べるけど、取りに行く都合上、だいたいの人は最寄りのピックアップ・ロケーションからたどって、農家を選んでると思う。うちの場合は、1.5ブロック先にあるコミュニティガーデンがピックアップで、Garden of Eve (gardenofevefarm.com) っていうオーガニックのファーマー。グリーンマーケットにも参加してる農家だけど、行ったことがない場所のマーケットだったので、今回がお初。

今年分は、既にお申し込み締め切りになっちゃってる場合が多そうだけど、ウィンターシェアもあるところもあるから、アメリカ在住の方で、今後検討してみようという方は、localharvest.org/csa/ でZIP code検索できるのでどうぞ。地図見ると、アメリカ東半分で盛んなようですね。

選ぶ農家によるけど、野菜シェア、フルーツシェア、卵シェア、牛乳シェア、フラワーシェアなんかがあって、うちは今年から隔週ピックアップのハーフ野菜シェアとハーフ・フラワーシェアに参加。野菜の方は家計から、お花は私の誕生日プレゼントなので、ダンナリンのお財布から申し込んでもらった^^

第一回を体験して思ったけど、これ以上新鮮なものは、自分で作らない限り食べられないので、価値ありです。あんなみずみずしいおいしいジャガイモ、初めて食べた。感動もの。ホウレンソウも元気で全然傷んでなくて、もう今日で4日目になるけど、まだ残ってる分、しゃきっとしてるよ。すごい勢い。こら栄養も格段にいっぱいに違いないよ。

それに、汗水垂らして泥まみれにはなってないけど、この農業との一体感とでもいいましょうか。自分たちが食べるものとより深いつながりが実感できるというのは、なんと素晴らしい、ありがたいことか。マイ・ファーマーから分けてもらった野菜だからね。

というわけで、なんとなく、食べものの方の説明に力が入ってしまったけど(笑)写真は、第一回フラワーシェアでいただいたものです。切り花コースと思ってたんだけど、ラベンダーと、メドゥーサっていう鉢植えの観賞用ペッパーでした。頭髪が蛇の妖怪、メドゥーサみたいに、くねくねの唐辛子がにょきにょき生えて黄色~赤色になるらしい。育っていくのが楽しみだ。大きな鉢に植え替えなくちゃ。

ラベンダー

隔週でニューヨーク旬のお花がうちにやってくる。なんて素晴らしいバースデープレゼント・システムなのでしょう。思いついて大正解だったなぁ。来年は、毎週コースにしてもらおうっと!!

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