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青リンゴにピーナッツバターをつけて食べながら、ちょっと遺伝子組み換え、トレジョについて語る

2013年10月27日

青リンゴにピーナッツバター /></p>
<p>酸味が強くて、渋みもある青リンゴ、グラニースミスにピーナツバター。知らなかったわけじゃないけど、アメリカ生活19年と11ヶ月近くにして、初めて自分でやってみた。この前日、ブルックリンのトレーダージョーズ(以下トレジョ)の試食コーナーで食べて、あら、意外といけるのねと思ったので、やってみた。</p>
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夫に聞いたら、よくやる食べ方だって。ニューヨーク暮らし19年と11ヶ月弱になり、土地のもの優先で食べる、作る主義なのに、まだこういうぽっかり抜け落ちた食べ物、食べ方があるのだなぁ。</p>
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ディップみたいなもんだけど、本物ピーナッツバターは固いので、スライスしたリンゴに塗る。ポイントは、砂糖とかコーンシロップとか、食用油(って一体材料なになのよね)とか、要するに安くあげるために邪道なものが入ってる嘘ものピーナッツバターじゃなくて、ローストしたピーナッツをつぶした原材料がピーナッツと塩だけのピーナツバターなのがポイントです。

他のナッツバターでもいいよね。アーモンドとサンフラワーが今、うちにあるけど、カシューナッツでも、ヘーゼルナッツでも。あ、ピーナッツは、豆の仲間で、ナッツの仲間じゃないんだけどね。

リンゴも、別に青リンゴじゃなくてもいいけど、でも、絶妙なのはやっぱり甘みよりも酸味や青みというのか、渋みが入ったこのグラニースミスだなぁ。

そして超久々のベーグル。トーストして、バターで食べるのが好きなんだけど、やっぱりこれを1個食べると、一応グルテンフリーで低炭水化物ダイエットを基本にしているのに反則すぎるので、夫と半分こにしてみました。

トレジョは安くて、自社ブランドの食品もたくさんある人気の西海岸発のスーパーマーケット。ホールフーズマーケットほどヘルシーを売りにしていなくて、私はここは安いだけのスーパーなんだと思ってあまり行かなかったんだけど、ブルックリンのトレジョは、マンハッタンに比べたら、時間を外すとそんなに混んでなくて、ジムにも近いのでジムに行った帰りに買うようになった。

そしたら、意外とオーガニックのものとか、オーガニックじゃないけど、合成添加物が入ってない、いわゆる「ナチュラル」レベルのものがあるじゃないですか。ホールフーズって、ヘルシーを売りにしていて、実際オーガニックも置いてるけど、ローカルフードに力を入れているのは素敵だけど、ヘルシーなふりをしたジャンクフードも結構多かったり、野菜や果物は別にオーガニックじゃないものも多かったりするし、トレジョと比べてダントツすごいヘルシーというわけでもない。ブランディングの方向性の違いだね。

トレジョのヘルシー度に関して気になっていたのは、GMO 遺伝子組み換え食品なんだけど、"Trader Joe's Products are Sourced from Non-GMO Ingredients" という記事が今月アップデートされていて、トレジョブランドの肉以外の食品は、遺伝子組み換え不使用というポリシーだそうで。家畜の餌に含まれる遺伝子組み換えのコーンや大豆は、供給源の確保が難しくて、まだ実施できていないということだ。

勿論、USDA 認定オーガニックのものを買えば、オーガニックは遺伝子組み換え禁止なので、避けることができる。

ふーん。トレジョ、なかなかいけてきたじゃん!

アメリカの大豆、コーン、コットン(綿実油とかキャノーラオイルとか)の遺伝子組み換え率が7割とか9割以上とかだけど、消費者は、そうとわかっていたら食べたくないっていう人がほとんどで、表示の義務づけ運動は盛り上がってるんだけど、モンサント絡みの政治力は強くって、なかなか実施に至らない。でも、消費者が遺伝子組み換えのものを食べたくないという意思表示をすることで、ホールフーズにせよ、トレジョにせよ、いろんなところでぼちぼちと GMO Free (遺伝子組み換え不使用)へという動きが増えてきている。

アノニマス(匿名)でも無名でも、数の勝利というのはあるのだ。みんなの闘う消費者の一員でよろしく。

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