昨日は、急に気温が下がり、この冬初めてヒーターが入った。長袖のTシャツにコットンのショートジャケットにシルクの薄いスカーフででかけた私は、夕方寒かったよ。そんなニューヨークだけど、うちの外の階段の手すりに絡んでる朝顔は、まだまだ毎日10数個咲くのです。
朝顔って、茎が細くてひょろひょろだから、活け花とかにしてるのは見るけど、弱くて切り花にするのは可哀想な気がしてたんだけど、この夏、初めてやってみたら、花も外の朝顔同様にもつし、つぼみが数日後に咲くし、水揚げもよく、ずっと青々としていて、挙げ句は種までなる勢い。外見で判断してはいけないのね(笑)
昨日、ブランチのためのバジルを摘んだついでに手折り、渋い色だけど、金入りの和の器に活けてみた。うちにある一番小さい剣山だけど、茎が細すぎて刺せないから、先週フードコープでもらって活けてたアマランサス・グローブ(千日紅)の茎を切って、隙間を埋めた。
着物の世界で粋と言われる季節の先取り。まぁ、それはそれ、これはこれ。先取りどころか旬の花でもなく、10月の朝顔なんて興冷めなのかもしれないけど、だって咲いているんだもの(笑) だんだん咲く花が小さくなってきてるんだけど、そろそろ種取りしたいんだけど、それでも毎朝、おお~、まだ咲いてるよ~、きれいだね~、いってらっしゃいの舞台を飾る。
秋の日射しがカーテン越しに入る食卓を明るくしてくれた。
「今をいとおしむ」で、いいよ。花は花。それでいい。