スローライフ・エッセイ

デトックス白湯習慣

2015年1月16日

アユルベーダ白湯【イラスト】

みなさん、おうちでは日々なにをお飲みですか?私は、朝はコーヒー、お昼はカモミールやミントやルイボスやハイビスカスなどのハーブティー、夜はワインなどアルコールと水、その合間には紅茶、緑茶、そしてゴボウ茶、ターメリックティー、肝臓にいいとされるミルクティッスルとか、ちょっとクセのあるお茶とか。

健康にいいっていう能書きに酔いしれつつ、いろんな香りや味を楽しむのが好きで、うちのキッチンの「お茶の引き出し」は、なかなか充実したコレクションなんだけど、それらをお休みして、最近、はまってるのが白湯です。

簡単に言うと、要するに何も入ってないただのお湯。

もったいぶって言うと、やかんにくみおきの浄水を入れて、沸騰したらふたをあけて、ぐつぐつに沸騰させること10分、それを飲めるくらいに冷ましたという手間のかかったスペシャルなお湯。

インドの伝統医学、アユルベーダでは、本気出すと15分とか30分とかお湯が半量になるくらい沸騰させるそうですが、昔のインドの水質と、今の水質って違うからいいんじゃない?みたいな都合のいい理由をつけて私のは簡単バージョン。もっと手抜きした日にゃぁ、電気ポットで、ふたを半開きにして、普通よりは遅くにオートでスイッチが切れるようにして作っています。

ただの水(カパ)が、火(ピッタ)でぐつぐつと沸騰することで風(ヴァータ)の質も加わり、三要素(ドーシャ)のバランスがとれたお湯になり、「自然界を構成する3つのエネルギーが完全に整った完璧な飲みもの」* になって、デトックスや消化促進の効果があるのだとか。そういわれても、実はあまりピンとこなかったんだけど、冷たい水を飲むよりは確かに体があったまって、冷えに効きそうよね?と、とにかくやってみたら、あら不思議。おいしい?

味なんて期待していなかったので、これはうれしい驚き。何故おいしいのか、どうおいしいのか説明できないんだけど、温度があがっただけの水とは何かが違うって、はっきりわかった。

私の思い込みなのかなーと、晩ごはんの時に、水の代わりに白湯を出して見たら、夫もおいしいと。だったらもう、白湯でしょう。だって、これ以上シンプルなものってない。簡単で安い!ありがたい!

みなさんも、騙されたと思って白湯習慣、やってみてください。ちびちびすすってトータルで一日700~800ml くらい。どんな料理にでも合う究極のペアリング!(笑) グルメな点からも自信を持っておすすめです。

*参照:白湯毒だし健康法(著:蓮村誠/発行:PHP研究所)

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