毎朝のコーヒーが至福の悦びなので、コーヒーをどうやっていれるのかということには長年試行錯誤をしてきました。サイフォンや、ケメックスなどガラス製のものは何度か割れて挫折し、こだわりとずぼらの狭間で、今は、ポットがステンレスの魔法瓶になっているコーヒーメーカー+ハリオの耐熱ガラスのドリッパーという異ブランドコンビで定着しました。
このドリッパー、円錐形なので、全てのコーヒーのうまみを一点に集めてポットの方に落ちるというところに吊られて購入したのですが、ペーパーフィルターが専用のものになるので入手しにくい。それに、前々から一回入れて捨てるっていう便利さの裏に、うしろめたさと、不経済性を感じていたので、最後の一枚になった時に、使い古しのランチョンマットで布製コーヒーフィルターを作ってみたら、これがいいじゃないですか!
作り方は簡単。ペーパーフィルターを展開した型紙を布の上に置いて待ち針で留め、5ミリくらいのまちをとって、裁断して、円錐形になるよう縫えばいいだけ。
普通のドリッパーは、先が尖ってないので、また別の形になりますが、要領は同じです。
ちょっと工夫したのは、輪っかをつけておいたこと。洗って干すとき、ひっかけて干せるから、洗濯バサミでつまんだところが乾きにくいとか、折れ曲がって布通しが密着して乾きにくいということがなく、さっさと乾きます。
使う布は、どうせならネルドリップ風にフランネルで?とも思ったんですが、手近になかったもので、目のつまったコットンを使いました。でも、快調です~♪
淡いベージュに水玉模様の布だったのですが、コーヒーを毎朝淹れるので、だんだんコーヒー色に染まって、今や、底の方は焦げ茶色になっています。ネルドリップのコーヒーが美味しい理由のひとつに、何度も使うほどに、コーヒーの脂肪などの成分が付着して、湯とコーヒー粉の接触時間が長くなってコクが出るというのがあります。
ペーパーだと、さ~っと抽出されるものが、コーヒーが染みこんだ布製だと、ほっこりじんわりコーヒー粉も安心してくつろぎながらコーヒーを作ってくれる、そんな感じ。
ミシンがなくても手縫いでさっと作れる割には(私は調子にのって、ふちかがりまでしたんですが、こんなのは省略可)、毎日使うもので、非常に満足度が高い手作りでした。
エコで節約でおいしい。うれしい。是非、どうぞ♪