月曜日、ディナーを食べながら『24』を見て、その後に続くニュースを、お昼に焼いたクッキー食べながらぼけ~っと見ていて、びっくりした。
さっき、細かい部分を確認しようとフォックス・ニュースのサイトをチェックしたんだけど、まだ更新されてなかった。未確認なままだけど、私の記憶では、ニューヨークの一地区、ブロンクスで、新生児の遺体が発見され、2人のティーンエイジャー(男15歳、女13歳)を警察が追及したところ、2階から自分たちの赤ちゃんを投げて死なせてしまったみたいなことを言っていた。
私がびっくりしたのは、そのとんでもない事件に続くフォックスのレポーターの言葉。
baby safe haven っていうのがあって、新生児は、暴行を加えていない状態なら、警察署、消防署、病院、教会など、'safe haven' の指定を受けている場所に置き去りにしても、犯罪にならないし、質問もされないと言ったのだ。
ウェブサイト、『Robyn's Nest』によると、2002年3月時点で、アメリカ国内で37州で safe haven が認められている。詳細は州によって違い、合法捨て子の期限は、72時間以内から90日以内までと州によってかなりばらつきがある。ニューヨークは生後5日まで。
ニューヨークで safe haven が成立したのは2000年。だけど私は今回初めて知った。「えーっ?!」と最初思ったけど、1998年時点で、105人の赤ちゃんが公共の場に置き去りにされ、そのうち33人が死亡。捨てられる赤ちゃんを守るための法律なので、必要悪というものかもしれない。中絶を認めている州もあるものの、反対感情の強いアメリカの最後の砦的法律にも思える。養子が珍しいことでもないっていう受け入れ体制の違いもあるかもしれない。
避妊教育を徹底させるのが一番の課題だろうけど、起きてしまったことについては、今回の事件みたいなのが起きるくらいなら、safe haven の方がいいよね。赤ちゃんにとっては。わかるんだけど、捨てた親が何のお咎めも受けないというのがやっぱり納得できない。むううう。