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ナスの挽肉豆腐詰めオーブン焼き

2006年9月30日

なすの豆腐肉詰めオーブン焼き

ニューヨークの夏味食べ納めエアルーム・トマトと、旬な秋味エアルーム・エッグプラント(茄子)を使ったお料理。ナスって、夏のイメージもあるんだけど、秋なすは嫁に食わすなってくらいだから、秋が一番おいしいんだろうか。


おナスは詰め物してオーブン焼き♪のレシピは後で紹介するとして、トマト、切って周りにおいただけじゃん!(笑)いやー。トマトって、エクストラバージン・オリーブオイルをちょろと垂らして、ちっと塩してそのまま食べるのが一番うまいと思うのよね。

去年はユニオンスクエアのグリーンマーケットにちょくちょく立ち寄っては、色も形もいろいろなトマトやペッパー(パプリカ)をよく買って食べたものだけど、今年は夏はあちこち行ったり来たりであまりニューヨークで生活してなかったので、ちょっと前に初めてお買い物。で、これはちょっと前に食べた晩ご飯のおかず。

「エアルーム heirloom」は、「家宝の、先祖伝来の」って意味で、農家が、家族代々とか、近所の農場代々で受け継いできた品種のこと。先祖からもらった種を植えては育て、収穫して種を保存し、また翌年植えて、、、と公的な定義はないけど、一般には三代以上にわたって受け継がれてきたもの。いやぁ、ありがたいや、ありがたや。こういうものが途絶えることなく、ずっと続いてずっと毎年食べられますように。

茄子は初めてグリーンマーケットで買ったけど、これ、新鮮で超おいしかった。すぱっと縦に切ってみたらあまりにみずみずしいので、くりぬいて一切れ生で味見。ほんのり甘くてすでにおいしかったので、もう、これは焦がしさえしなけりゃ、旨いに決まってるって感じだった。簡単料理を絶品にするのは、素材の力よね。頼りになるわ、グリーンマーケット。

<ナスの豆腐肉詰め焼き>

●準備:オーブンを350°F (180°C) で温める。

  1. ナスを縦半分に切って、皮から1.5センチくらいを残してくりぬき、本体の方には全体にエクストラバージン・オリーブオイルを刷毛で塗って塩・こしょう、くりぬいたナスは1.5センチ角に切る。
  2. ナス本体はオーブンで焼き始め、その間10分くらいの間に詰め物を調理する。フライパンを中火で熱し、オリーブオイルを温め、タマネギ1センチ角切りとナスを炒め、挽肉を炒め、ガーリックのスライスを入れてさらに炒め、塩・こしょう少々を加えてさらに炒め、水切りした木綿豆腐2センチ角を入れ、醤油・八丁味噌・味醂を溶いたものをまわしがけて、混ぜる。
  3. 本体をオーブンから取り出し、2.の豆腐挽肉ナス炒めをナスのくぼみにのせて、小降りのレッドペッパー(赤ピーマン、パプリカ)のスライスをのせて再度オーブンに入れ、焼き目がついたらできあがり。

ま、お飾り自由ですが、ここではお皿にスライスしたトマトをサークル状に飾り、真ん中に焼き上がったナスを置き、窓際ガーデン産タイバジルと、残ったレッドペッパーみじん切りを散らしてアジア風。

詰め物は、麻婆茄子気分で、ちょっとチリペッパーとか、唐辛子ペーストを入れてもおいしそう。この♪茄子、ずんぐり丸くて、直径が15センチくらいだったから、かなりどどーんと迫力のメインディッシュって感じになったけど、挽肉少なめ、お豆腐たっぷりにしたので見た目よりは割とあっさりでぺろり。

あまった具は、ご飯にのせてどんぶりにしたり、トマト缶で煮込んでパスタソースにしたり、オムレツの具にしたりと使い回し。手抜きでおいしい日々でした。

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