
日曜の夕方、何気に焼いたら、すごい美味しくできちゃった♪卵、バター、クリーム等動物食品不使用、白砂糖不使用の自家製バナナパウンドケーキ、ラム酒漬け洋梨レイヤード。100%オーガニックのつもりだったけど、ラム酒が違った。バカルディ。ワインならオーガニックもあるけど、ラム酒のオーガニックなんてね、手に入らないもん。
フランス菓子的視点からいくと、卵、バター、クリーム、白砂糖やシロップなしで、何が作れるのって思うかもしれないけど、ベジタリアン・スイーツって、妥協なくおいしくできるものもあるし、何よりヘルシーなものを食べてるっていう実感ひしひし。なんていうか、食後のさっぱり感が全然違うのよね。
もたれないし、眠くなったりしない。食べて眠くなるのって、体の全エネルギーが消化にまわされるからだそうだ。動物性タンパク質を分解するのは、それだけ体がたいへんってことなのですね。ダイエットとか考えると、低カロリー低脂肪ばっかりに気を取られがちだけど、いかにすんなり消費されるかっていうのはかなり大事なポイントだと思う。
不要な添加物とか、加工品なし、本物のいい材料で作ったスイーツは、おいしく食べられて、すんなり体の中で消化され、すんなりエネルギーに変換されて、元気を与えてくれて、体内にたまって毒にもならず、すんなりでていく感じでとても気持ちいい。
ヴィーガン(厳格なベジタリアン。動物性食品いっさい摂らない)でスイーツを作るには、代替食品が必要。卵と全く同じ味や役目をする代わりになるものはないけど、材料をまとめるという意味では、フラックスシード(亜麻仁の種)をコーヒーグラインダーで挽いたものが使える。
バターは、ヴァージン・ココナッツオイルでほぼ無理なく代用。ヴァージンじゃなくてもいいけど、ヴァージンの方が圧倒的においしい。高いけど、高いだけある。なんていうか、油の脂ぎった感じが全くなくて、すごくさっぱり。ココナッツだけど、料理に使ったら、であがりにはほとんどココナツ臭は残らない。
クリームは、豆乳とか、生のナッツ(アーモンド、カシューナッツ、マカダミアナッツなど)を水にひたしてピューレにしたナッツ・クリームを使う。
白砂糖は、色がついちゃうけど、茶色くなっていいものなら、メープルシロップやラパデュラ(黒砂糖の顆粒)。かなり高くなるけど、色をうすく仕上げたいならメープルシュガー、メープルクリスタル。他は、バナナとか、ドライフルーツを入れることで甘味をつけるとか。
小麦粉は、ちょっとぼろぼろするけど、全粒粉とか、その他雑穀の粉とか。精製された白い小麦粉使う場合でも、オーガニックで無漂白なものを使う。
で、本日のパウンドケーキのレシピ、、、適当に作ったので、分量なし、作り方メモだけ書いておきます。
★ベジタリアン・スイーツ★
ラムシロップペアレイヤードのバナナパウンドケーキ
- よーく熟れた甘い洋梨(バートレットを使用。日本ならラ・フランスとか)の皮を剥き、芯をくりぬき、スライスして、アガベ(サボテンの蜜)とラム酒を混ぜた液に漬ける。
- ヴァージン・ココナッツオイル、ラパデュラ、豆乳、バナナ、挽いたフラックスシード・パウダー、バニラエクストラクトをフードプロセッサーにかけてピューレ状にし、ボウルにあける。
- 無漂白小麦粉、ベーキングパウダー、食塩をストレイナーでふるいにかけながら2に入れ、粉気がなくなるようささっと混ぜこむ。(こねないこと)
- ヴァージン・ココナッツオイルを塗り、粉をふってはたいて準備したパウンドケーキの型に生地を流し込み、1の梨のスライスを重ねて並べていき、手で軽く生地に半分くらいつかるよう押し沈める。表面に残りの汁をちょっとまわしかける
- 180℃(350°F)に熱したオーブンで、20分くらい、竹串で真ん中を刺してみて、串に何もついてこなかくなるまで焼く。
- オーブンから出し、荒熱がとれるまで冷まし、型からはずし、切り分ける。
楽天市場ショッピングリスト
●
ココナッツオイル
●
無漂白小麦
●
全粒小麦粉
●
有機無調整豆乳
●
アガベ