ずばり、これは失敗したパーツをつぎはぎして完成にこぎつけたパイ(笑)パイクラストも、フィリング2種も何かにつけて失敗したにもかかわらず、ねばった甲斐あってハッピーエンド。手作りスイーツでハッピーなティータイムになりました。(かなり採点が甘い我が家です。)
まず、パンプキンパイをサンクスギビングに2つ焼こうと思って、1つはパイ皿に、1つはタルト型でクラストを焼いたんですが、オーブンの温度がものすごくあがっていたみたいで、一瞬のうちに焦げちゃいました。
なので、タルトの方は、淵の焦げた部分を削り取って捨て、くだいて、キャロブパウダーを混ぜ、フラックスシードをコーヒーグラインダーでパウダーにしたものを豆乳で溶いて糊みたいにしたものをまぜてまたパイ皿に敷き詰め、今度は低温で乾かすように時間かけて焼きました。
パイのフィリングは、ティラミス作ろうと思ってマスカルポーネと卵黄を混ぜて、泡立てた卵白(メレンゲ)を加えるはずが、2つあるうちの泡立て器の1つが見つからず、マスカルポーネを混ぜた泡立て器で卵白を泡立てようとしたら無理だった(笑)油はいるとだめなのよねー。知ってたけど。
で、マスカルポーネの方もなんか分離してるし、もうどうしようもなかったので、結局全部フードプロセッサーに投入して、ゆるいけどクリーミーな生地にしてしまった。
ブランデーやらラム酒やら入ってるので、超おいしいんだけど、こんなゆるいもの、パイ・フィリングとしては使えない。というので、そこにチアシードを投入。冷蔵庫に放置しておいたらしっかり固まった。(ちょっと挽回。)
で、詰めてみたものの足りない...。
そこで、パンプキンパイのフィリングの残りをカヌレ型に入れて焼いたものの、柔らかすぎて型からきれいにはずせなかったものをほじくりだしてその上に塗り塗り。(お、なんか形になってきた。)
しつこく失敗したのが、ホイップクリーム。口金をシンプルな丸いのを使って、ゆるめのクリームでまーるく出すつもりが、普段使わないから、どうもシンプルなのを作るのにわざわざ絞り出し袋を使うのもなーと思って、土壇場で気が変わり、クリームゆるいのに星形の口金を使ったら、やっぱり意味がなかった。
でも、メープルシロップとカイエンヌペッパーでコーティングしたピーカンナッツをのせたら、まぁ、みられる様子に。
ピーカンナッツは10個しかないのは知っていたのに、何を思ったかホイップクリームを12カ所絞り出してしまった。「クルミあるから割ろうか?」とダーリン。
「これピーカンなんだよね。それに、メープルシロップからめて焼くのにまた時間がかかるし。ま、そこ外して写真撮るからいいや。」って言ったら、「フォトショップでレタッチ(写真修整)すればいいよ!」と。
そりゃできるんだけど、ブログは日記なので、リアルライフじゃないと意味がない。失敗は失敗のままでいいのだ
。というわけで、写真上の方の2つのホイップにはピーカンがありませんT-T(笑)
いやぁ、最後までよく粘った。パイ切るとばらけたりしがちなのに、上手に切れたし。人生、投げたらあかんね、投げたら。