
「ほうれん草巣ごもり卵(ベークドエッグ)とポテトの週末アメリカン・ブランチ」のポテト(と玉ネギ)を作った鍋にホームメード・チキン&ベジタブルスープストックと冷凍コーン、パック入りのクラム(アサリの身)を入れて火にかけ、木べらで鍋底こそぎつつ、ポテトつぶしつつ沸騰させ、その後弱火にしてちょっと煮てチャウダーに。
最後、ケフィアを加えて仕上げ。ボウルに入れて、クルトンとパセリを加えていただきました。ヤム~!美味しいポイントは、ひたすらコーンたっぷりたっぷりなところ。
豆乳や牛乳や生クリームじゃなく、ケフィアなところもミソかな。酸味がさわやかで美味い。発酵食はヘルシーでおいしー。今、小泉武夫著『発酵食品礼讃 (文春新書 (076))』を読んでるところ。まだまだ食べたことがないものがいっぱいある。課題山盛り。
さて、チャウダーに話もどして、クルトンは、パンのへたを大きめの角切りにしてローズマリーと一緒にオーブントースターでトーストしたもの。これがあると野菜たっぷりスープだけで簡単軽い一食ごはんになって便利なのよね。
ニューヨークは、日本に比べるとすごい乾燥してるんで、すぐからからかちんかちんになる。水をぱっぱとふりかけて、アルミホイルでくるんでトースターで焼くとまた柔らかくなるけど、最近、こうやってとっととクルトンにして保存しておき、スープに入れて、最初はカリカリ、残りはスープの中に沈めてふやかして食べるのが結構お気に入り。
前はそんなの美味しいと思わなかったんだけど、なぜかこの頃ふやけたパンがおいしい。日本だとここまでかちんかちんになる前にかびる気がする(笑)こういう家庭料理というか、その土地の気候、風土から生まれた文化みたいなものは、その場に身をおいて初めて理解できるものなのだなと思う。
・・・かといって、ニューヨークとか、乾燥地域に移り住んだ日本人がみんなスープでふやかした乾燥パンの美味しさに目覚めるとは限らないんだけどさ。日本に居たとき、クルトンって、インスタントのカップスープについてる5ミリ角くらいのふやけるもなんもあったもんじゃないようなクルトンしか馴染みがなかったもんで。
ビバ、でかい余り物利用クルトン!