カーネギー・メロン大学のコンピュータサイエンスの教授、ランディ・パウシュ氏が、7月25日、膵臓がんで亡くなられた。訃報をニュースで知り、遅まきながら、パウシュ教授が2007年9月18日に行った「Last Lecture 最後の講義/最後の授業~Really Achieving Your Childhood Dreams 子供の頃の夢を本当に実現すること」を見た。
いろいろあちこちで既に紹介されているけど、ご存じない方のためにちょっと説明すると、この「最後の講義」というのは、もしもこれが最後の講義になるとしたら、何をこの世に言い残したいかというテーマで、最高峰の学者が講義をするシリーズのひとつだったのだが、パウシュ教授は、この講義の前年8月に膵臓がんの告知を受けていて、講義の一ヶ月前には転移がみつかり、末期がんで余命も宣告され「最後」というのが、ただの仮説ではなかったわけです。
涙なしには見られませんが、希望と勇気をもらいました。人生の教訓がいっぱいです。人生いろいろで、ディティールへのこだわりは人それぞれだけど、人間は、ひとりじゃなく、いろんな人のお世話になり、支えられ、育てられ、夢を見、チャレンジし、創造し、幸せになり、得たものを分かち合い、次の世代に手渡し、そうやって発展していくものなんだなぁと思いました。
そして、やっぱり笑いは大事。苦境に立っても、どんな悲しい時でも、人を笑かし、自分も笑える人間でありたい。
全世界で、パウシュ教授の「最後の講義」(全76分)は、要約版も含めると、600万人以上の人によって見られたそうです。日本語字幕付きは、9つに分かれています。続きは、こちらのリンクからご覧ください。英語で一気に聴講したい方は、こちら "Randy Pausch Last Lecture: Achieving Your Childhood Dreams" からどうぞ。