米、キヌア、雑穀

リゾットでベジタリアン・ロールキャベツのような秋ごはん

2008年10月10日


ロール・リゾット&パンプキンソース

ロールキャベツを、キャベツじゃなくてCollard Green コラードグリーンという野菜で作った。コラードグリーンは、キャベツと同じ仲間の野菜なんだけど、キャベツみたいに結球しなくて、うちわみたいに大きな濃いグリーンの葉野菜。味はキャベツとケールの中間というか、キャベツのような淡白な甘味よりはケールの青臭い苦味の方が勝っている感じ。そしてキャベツよりも固い。アメリカ南部料理でよく添えとかシチューに使われ、アメリカではお馴染みの野菜です。


さっと茹でただけだともっと鮮やかな緑なんだけど、よく煮ると色が茶色っぽくなる。茹でたコラードグリーン100gには、ビタミンAが8114 IUで一日推奨摂取量の162%、ビタミンKが440 mcgで550%。この辺はキャベツよりも優秀(それぞれ2%、136%)。ビタミンCはキャベツが37.5 mgで62%に対してコラードグリーンは30%でキャベツに軍配。みんな優れたところがいろいろだから、いろんなものを食べるのが必要なんですね。

栄養素とか、詳細にわたって覚えようとは思わないけど、たまに同類野菜の成分表を見比べると、味の違いが数字で現れているようでおもしろい。コラードグリーンってキャベツより見たまま濃い緑の味がするんだけど、そうするとやっぱり葉酸がキャベツよりも多いし、カルシウム、鉄分、マンガンといったミネラルが豊富なのは、あの苦味の元なんだろうなーとか。

ま、そんな蘊蓄はさておき、これはベジタリアン・ロール・リゾットです。秋色でおいしそう?おいしかったよ!^^中身は挽肉じゃなくて、ポルチーニ・マッシュルームとファバビーン(ソラマメ)とセロリ入り雑穀リゾット。前日の晩ごはんの残り。切り口はこんなーん。

ロール・リゾット断面

水につけてスタンバイできた玄米がなかったので白米を3割くらい混ぜた。残りはキヌア、アマランサス、パール・バーレー(精白大麦)。干し椎茸で炊き込みごはんてな要領で、乾燥ポルチーニ・マッシュルームを水で戻して、その水を使って、ちょっと醤油で味付け。

1日冷蔵庫に入ってたリゾットは適度に固まって、包むのも簡単。コラードグリーンってキャベツの葉より大きいから蒸すかさっと茹でて柔らかくしてロール料理に使うのに向いてます♪キャベツって、芯に近くなるほど葉が小さくなるし、葉と葉がみっちりくっついたのだと剥く時に破れてしまったりして結構厄介だし、丸茹でしてから芯を抜いて剥くなんてレシピもあるけど、それはそれで時間かかってたいへんだもんね。

それを鍋に並べて自家製ベジタブルスープストックをひたひたになるまで入れて蓋をして茹で、10分くらいしたところで市販のバターナッツスクアッシュ(西洋かぼちゃの一種。甘め)・スープを加え、蓋は途中で半開きにして、水分をとばしながらことことと煮詰めてできあがり。

散らしてある黄色いのは黄色いニンジン。その名もイエローキャロット(笑)コラードグリーン蒸す前に同じ鍋で蒸しておいたやつ。パセリとともに散らしてできあがり♪お色もとっても秋な一品でござりました。

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