ま、これをデザートというのか、フルーツサラダというのか、チアシード和えというのか、そんなカテゴリ分けはどうでもいいというのかは、人の自由なり。毎日ごはん作る度、何これ?ってダンナリンに聞かれても、料理名が言えないから、材料と作り方をツイッターみたいに短い文章で説明している私であるよ。
これは日曜日のおうちブランチの一品。「野菜たっぷり!カラフル・ブランチのお献立」の写真で、ぼけぼけだけど、背後に取っ手付きの器に入ってるものです。
チアシードは、健康食品、自然食品屋さんでよく売ってる黒い小さいチアの種子。水を加えて混ぜてしばらく置くと、ねっとりゆるい粘着質なゼラチン状になる特徴があって、食物繊維、オメガ3脂肪酸、カルシウム、良質のタンパク質、抗酸化物質が豊富で、デトックスやクレンズ、抗炎症、血糖値の安定などの効能があるスーパーシード。膨張して、腹もちがいいので、ダイエット食品としても注目されている。
味は、ナッツっぽい系統だけど特にこれだけで美味しいってものではないんだけど、個性的な風味がないので、いろんな味をつけて食べやすいし、何にでも使えてお料理に使うのに便利。このとろっとした食感が好きで、ゼラチンや寒天のふやかしたり、煮たり、冷やしたりっていう手間暇なしで、速攻とろみがつけられる点が気に入ってます。
というわけで、スーパーおいしくヘルシーな「イチゴとハチミツ漬けキンカンのチアシード和えフルーツサラダ」(長いなー)の作り方です。簡単この上ない。チアシードを入手するという点が、最大の難関だね。
このレシピ、拙著『おきらくヘルシーごはん―ニューヨーク・スローライフ』でも別のフルーツと盛りつけで登場。我が家の定番メニューです。
ニューヨークでは、キンカンはこの冬最後、イチゴはニューヨークはまだだけど、オーガニックのものがぐぐっとお値段さがってきたので、この春、我が家で初物。って文中で季節の時間軸がぐらぐら(笑)
暦の上では春で、今日は急にぽかぽか春めいてるんだけど、天気予報をチェックすると、今週末、また花冷えのような寒さに戻る模様。いつもこの時期、もう春かなぁ、まだ気を許したらあかんのかなぁとうだうだしてて、ふと気付いたら夏になってるのよね。ニューヨークって、そんなところ。
というわけで、これは、そんなニューヨークの今模様が交錯する季節感がどろどろの一品です。
★レシピ★ イチゴとハチミツ漬けキンカンのチアシード和えフルーツサラダの作り方
材料(2人分)
・イチゴ | ...... | 大きさによるけど12個とか |
・ハチミツ漬けキンカン | ...... | 6個 |
・ハチミツ漬けキンカンでできたシロップ | ...... | 小さじ1 |
・チアシード | ...... | 大さじ2 |
・水 | ...... | 大さじ6 |
作り方手順
- まず、これを先に。ボウル(フルーツ全てを入れて混ぜられる大きさ)にチアシードと水を入れるとチアシードが浮くので、全部の種が水に浸るよう、スプーンで混ぜておく。
- イチゴは洗って水を切り、へたをとり、半分に切り、ハチミツ漬けキンカンを3つに輪切りし、種を取り除く。
- 1.のボウルに、2.と、キンカンをハチミツ漬けしてできたシロップを加えて混ぜ、器に盛ってできあがり。